はじめに
はじめまして。shimikouと申します。
この度、2024年4月の応用情報技術者試験(以下、「応用情報」と記載)を受けて無事合格出来ました(午前:68.75点、午後:71.00点)ので、私の勉強方法を共有したいと思います。
なお、半年前の2023年10月に基本情報技術者試験(以下、「基本情報と記載」)は合格していたので、本記事では基本情報合格後に応用情報に向けてどのような対策を行ったのかに焦点を絞ってお伝えします。
基本情報技術者試験対策の記事は別で書いておりますので、そちらの対策方法について知りたい方は下記のブログを参照ください!
試験対策前の私のレベル
試験本番のちょうど1年前に、地方県庁職員からIT企業である弊社に転職しました。そのため、ITに関する実務経験は1年未満というレベル感です。実務ではデータエンジニアとして、主にローコードツールを使ったデータ整備に関する業務に従事していました。
また、2023年10月に基本情報に合格していたため、応用情報を受けるにあたっての基礎知識は学習済みという状況でした。
基本情報と応用情報の主な違い
試験形式
試験が前半(基本情報ではA科目、応用情報では午前問題と呼ばれる)と後半(基本情報ではB科目、応用情報では午後問題と呼ばれる)に分かれており、前半パートが選択肢を選ぶ形式である点は同じです。
両者の大きな違い試験の後半パートにありまして、基本情報は後半パートも選択肢を選択する形式ですが、応用情報では記述式になっています。
そして、記述式試験は11問ある大問のなかから合計5つ、必須問題である大問1の情報セキュリティのほかに、4問の大問を選択して合計5つの大問を解答します。
試験はテストセンター等での受験ではなく、試験前に送られてくる受験票に記載の試験会場へ行って受ける形になります。
出題分野
実は、基本情報と応用情報で出題範囲に大きな違いはありません!
基本情報の学習をすれば応用情報対策になりますし、逆もまたしかりです。そのため、基本情報受験後であれば、応用情報のための知識の追加のインプットは不要であり、すぐに応用情報の問題演習へ取り掛かることができます。
使用した教材
午前試験
午前試験については、基本情報の対策と同様に、すきま時間などを活用して応用情報の過去問道場をひたすら周回して午前問題の知識の定着を図るだけで対策としてはOKです。
午前試験の問題は、基本情報の科目Aと出題範囲は同じではありますが問題の傾向が若干異なるため、知識の追加インプットは不要であるものの、過去問道場でしっかりと慣れておく必要はあります。午前試験における過去問からの出題率は6割程度とかなり高めなので、過去問道場だけはしっかりとこなしましょう。
午後試験
上述した通り、記述式試験の有無が応用情報の基本情報との大きな違いなので、応用情報に合格できるかどうかは、午後問題の記述式試験対策をどれだけこなせたかが重要になります。
私が午後問題対策で使用した教材はこの1冊です。
色々なところでおすすめされているかなり知名度の高い参考書で、午後問題対策はこれ1冊で十分だと私は感じました。
この参考書は、午後問題の実際の過去問とその解説で構成されており、解説の中で解答への具体的なアプローチ方法が示されています。そのため、午後問題の解き方の学習と過去問演習を同時にこなすことができ、とてもタイムパフォーマンスに優れていると思います。
実際私は、この参考書以外に午後問題の過去問演習はまったく行いませんでした。
私の午後問題の選択分野
午後問題で何を選択すべきかについては、他の数多くのブログにて解説されていますので、そちらを参考にされるのがいいと思います!
私は他の方のブログ等を参考に選択分野をどうするか戦略を立てました。(例えば、こちらなど)
最終的に私が選択した分野は情報セキュリティ以外に以下の通りです。
- 経営戦略
- システムアーキテクチャ
- 組込みシステム
- システム監査
なお、上記のブログでは、試験本番で必要な4分野に加えて1、2分野ほど予備として対策しておくことをお勧めしていますが、私は試験本番まで時間がなかったため、こちらの4分野以外に対策はしません(できません)でした。
応用情報の午後問題を解くにあたって有利な実務経験は私自身にあまりなかったため、どの分野を勉強すべきかを決める際には、実務経験関係なく解きやすいと言われる分野をまずはピックアップし、そのうえで自分で実際に解いてみた結果、上記4分野に最終的に落ち着きました。
私のようにITの実務経験があまりない場合は、経営戦略・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査の4つを選択する人が多いと思いますが、私はこのうちプロジェクトマネジメントとサービスマネジメントを選択から外し、システムアーキテクチャと組込みシステムを選択しています。
というのも、経営戦略・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査の4つだと、問題の傾向が読解系に偏り、かつ試験本番に読む文章量が結構多くなるため、試験本番の集中力に限界がきそうだと思い、問題の少し傾向が異なる組み合わせにしたかったのがその理由になります。
最後に
以上、私の応用情報対策方法についてのご共有でした!ちょっとでも皆さんの学習の参考になれば幸いです。