Tableauで作る路線図+駅の降車人数

Tableauで作る路線図+駅の降車人数 | Tableau-id Press -タブロイド-
路線図+駅

こんにちは。初投稿となります、さとーです。
今回はtableauの空間データ結合機能を使って駅別降車人数と路線図を一緒に表示したいと思います。

メインで使用するのはTableauですが、QGISもエンコーディング変換で少し使用します。

路線図は 国土数値情報 鉄道データ を使用します。
http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N02-v2_3.html

駅別降車人数は、交通流動量 駅別乗降客数データ(東京都市圏)を使用します。
http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-S05-c.html

駅別乗降客数データは対象駅から乗車/降車してからの交通手段もわかります。便利なデータですが、調査年は平成20年。かなり古いです。。。今回は降車データのみ使用します。

それでは作成していきましょう。まず、上記のサイトからデータをダウンロードします。

このままでも路線図や駅を地図に表示できますが、路線名や駅名が文字化けするのでエンコーディングを変換します。

ダウンロードしたら路線図、降車人数のshpファイルをQGISにドラッグして『Shift_JIS』にエンコーディングを変換します。変換後、『UTF-8』に変換して保存します。

詳細は下記サイトにわかりやすくまとめられています。

https://dev.classmethod.jp/business/business-analytics/tableau-10-2-new-features-spatial-file-connector/

・エンコーディングをShift_JISへ変換

・名前を付けて保存するときにUTF-8を指定

次に変換済の路線図・駅別乗降客数データをTableauで開きます。ここでTableauの空間データ結合機能の出番です。下図のようにIntersectsで完全外部結合します。

路線図と駅でそれぞれ地図を表示します。

○路線図

○駅  ※上の路線図から緯度(生成)(2)を開いたものです

これを二重軸にすれば路線図と駅が表示されます。空間データはエンコーディング変換以外は加工していませんが、概ね問題ないようにみえます。

そしてTableauで下記の機能を実装します。
・降車人数をサイズで表示
・降車人数を交通手段別に切り替えられるようにパラメータ設定
・ツールヒントには(交通手段別/全体)で割合も表示

他、横須賀線=青などできる範囲で微調整する

※フィールド項目について
各フィールドの属性情報は以下にあります。
・路線図は上記サイトの属性情報
・駅別乗降客数は上記リンクからエクセルを開きます(下図参照)



各フィールドの属性情報がわかれば実装して、路線図+駅別降車人数の完成!下記ダッシュボードにて公開しています。

https://public.tableau.com/shared/CPNS8WPSM?:display_count=no

今回、データの加工をほとんどせずに簡単に作成したので、Tableau側でカスタマイズが難しくなっています。次回はAlteryxなどでデータを加工してもっと完成度を高めて更新したいと思います。