AlteryxのSpatial toolを使って大きい道路沿いにある店舗を特定

Alteryx Designer x64 - New Workflow2_ 2020-04-10 11.43.03

こんにちは~野口です。

今回はAlteryxのSpatial toolを使って

店舗の位置情報から、大きい道路沿いにある店舗を抽出する方法を紹介します。

この方法で店舗が路面店かどうか判断することが可能になります。

 

使用データ

技研商事インターナショナル株式会社様の店舗DMPデータ(ハンバーガーチェーン店の位置情報)

国土数値情報 緊急輸送道路

処理概要

国土数値情報からダウンロード可能な緊急輸送道路のshpファイルを用いて

緊急輸送道路から半径100m以内にある店舗を抽出していきます。

 

処理説明

①緊急道路輸送道路のSpatialObjをLineからpointに分解

Poly-Split toolを使って道路のLineデータをPointに分解します。

設定は以下の通りです

②分解したPointごとにPointから半径100mの円を作成

Trade Area toolで①で作成したPointごとにPointから半径100mの円を作成します。

作成した円をSummarize toolで一つのSpatialObjに結合します。

結果、下の画像のような道路から半径100mエリアのデータが完成します。

③店舗の位置情報と②までに作成したデータをマッチ

Spatial Match toolを用いて、店舗の位置情報と①&②で作成したデータをマッチさせます。

 

そうすると①&②で作成した緊急輸送道路から半径100m以内エリアに存在する店舗を抽出することができます。

赤い点:店舗の位置

緑色ライン:①&②で作成した緊急輸送道路から半径100m以内

 

以上のように道路のLineデータとAlteryxのSpatial toolを用いれば

簡単に路面店の特定を行うことが可能です!

 

補足

今記事で紹介した処理の別の方法として、

「店舗から半径100mの円を作成して、その円が加工前の道路のLineデータに接触するか否かで路面店を判断する」

という方法も考えられます。

 

データの処理を定期的に行う必要がないならば、この方法を採用する方が良いです。

理由は以下の通りです

・わざわざ「道路を点に分解⇒点から100mの円を作成⇒円を結合」という処理を行う必要がない

・店舗から100m以内の円の作成はtool一つでできる

 

逆にデータの処理を定期的に行う必要があるのであれば

今記事で紹介した方法を採用する方が良いです。理由は以下の通りです。

・作成した道路から100m以内エリアのデータを使いまわすことができる

・道路から100m以内エリアのデータを作成すれば、毎回店舗から100m以内の円を作成する必要がない

 

空間情報を取り扱うと、どうしてもデータ量が多いため処理が重くなりがちなので

なるべく無駄のない処理を検討することが大切です。

 

おわりに

AlteryxのSpatial toolを使えば今記事のような処理が非常に簡単に行うことができます。

今回の処理の作成にかかった時間はアイデアを思いついてから15分ほどでした!

 

まだまだSpatial Toolは利用されている方が少ない印象なので

ユースケースをどんどん紹介して皆様の活用の役に立てればと思います。