こんにちは!Chinenです。
先日SnowPro Coreに合格しましたので、私なりの勉強記録をご紹介します。少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。
また、SnowPro Core受験以前のSnowflakeの勉強方法については以下のブログも参考にしていただければと思います。Snowflakeを勉強するにあたりそもそも必要な事前知識も含めて独自の見解ですが載せております。
【初心者向け】Snowflakeの勉強方法 | Tableau-id Press -タブロイド- (truestar.co.jp)
1.スケジュール
Snowflakeの勉強や実践のスケジュール感としては以下の通りでした。
①2023年6月~8月:PODBにて実務にて使用。
②9月後半:Hands-onメインに本格的な学習開始。
③10月中旬頃:Udemyにて座学講座と試験問題集で学習。
②と③ともに、集中してやったのは2週間くらいかと思います。
2.教材
②③で実際に使用した教材を時系列で紹介します。
↓実践系↓
【Quickstarts】
・Getting Started with Snowflake – Zero to Snowflake
・Tasty Bytes – ゼロからのSnowflake – コラボレーション
・Tasty Bytes – ゼロからのSnowflake – 半構造化データ
・Tasty Bytes – ゼロからのSnowflake – 変換
・Tasty Bytes – Zero to Snowflake – Data Governance
・Tasty Bytes – Zero to Snowflake – Financial Governance
・Tasty Bytes – Zero to Snowflake – Geospatial
【Snowflake University】
・Badge 1: Data Warehousing Workshop – Snowflake
・Badge 2: Data Application Builders Workshop – Snowflake
・Badge 3: Sharing, Marketplace, & Exchanges Workshop – Snowflake
・Badge 4: Data Lake Workshop – Snowflake
・Badge 5: Data Engineering Workshop – Snowflake
↓座学系↓
・Level Up: First Concepts – Snowflake
・Level Up: Snowflake Key Concepts – Snowflake
・Level Up: Snowflake Ecosystem – Snowflake
・Level Up: Accounts & Assurances – Snowflake
・Level Up: Container Hierarchy – Snowflake
・Level Up: Data Loading – Snowflake
・Level Up: Resource Monitoring – Snowflake
・Level Up: Backup and Recovery – Snowflake
・Level Up: Final Exam – Snowflake
・Level Up: Query History & Caching – Snowflake
・Level Up: Context – Snowflake
・Data Cloud Deployment Framework – Snowflake
【Udemy】
・座学:Ultimate SnowPro Core Certification Course & Exam – 2023/24 | Udemy
※その他、座学の復習がてら問題集を解きました。お好きな問題集で良いと思います。
[COF-C02] Snowflake SnowPro Core Certification Practice Sets | Udemy
Snowflake SnowPro Core Certification – Practice Tests | Udemy
【その他重要ドキュメント等】
・皆さんのブログやX
ちなみに、コストがかかったのはUdemyの講座2つ分で4,000円弱で、会社の教育給付金で出してもらいました。あとはSnowflakeのトライアルアカウントも含め無料です!
3.ポイント
私の勉強方法が皆さんと結構違うのは、Snowflake公式ドキュメントはかなり読んだものの、これはサブ教材として使用したことかと思います。その他の教材で理解しきれないところの確認などをする際に、辞書的に使用して、1つ1つのページを読み込むことは正直していません。
広く浅い面的な理解:基本の実践系(実践系で取り組んだもの)とUdemy講座(座学系で取り組んだもの)で学習
狭く深い谷的な理解:Snowflake公式ドキュメントで学習
下図のイメージです。
SnowPro Coreで求められているのは、この図で言う第4象限に当たる「浅いが体系的・理論」的な、かつ、広範なSnowflakeに関する知識かと思います。
上記で紹介しているUdemy講座は、相当に過不足なく試験範囲の体系的・理論的な説明が網羅されていると思います。英語が基本となる教材ではありますが、最近日本語の字幕とTranscriptも追加されたので、ぜひめげずにやってみてください。これだけでSnowflakeの内容を理解できる、かつ、最後まで勉強することができるなら、それだけで合格はできると思います。
実際の試験ではもう少し細かいことを聞かれることはありますが、私としてはそこをカバーしないと合格できないということもないと感じており、とにかくこの講座の講師の説明と教科書を一言一句理解してやるくらいのつもりでやれば良いと思います。分からないところはもちろん公式ドキュメントなどで補完すると良いと思います。
ただ、Snowflakeやデータ周りの経験がかなり長けていないと、結構勉強はしんどいので、Hands-onでの演習等にも取り組むことをおすすめします。
※追記:象限の数字がおかしかったかも…。一番右上を1、時計回りに2,3,4と数えています。
・講座だけでは具体的なSnowflakeの動作等のイメージがし辛い。⇒同じく浅いが実践的な演習で補完。(上図で言う第1象限のもの)
・動画や問題集の解説だけだは理解しきれない部分がある。⇒深く理論的な公式ドキュメントで補完。(上図で言う第3象限のもの)
・講座は体系的・理論的な部分に特化しているので、ここだけ理解して試験には合格しても、即実務には結びつかない内容⇒実践的な演習で補完。(上図で言う第1象限・空白だが第2象限のもの)
・そしてなにより体系的・理論のみの勉強を続けるのは(多分普通は)単純に苦痛。⇒私は、実践系を先にやり、「なぜSnowflakeはこんなに賢く動くんだろう?」と好奇心が強まったところで、Coreの勉強を始めて、それで正解だったなと思います。
私は、「Udemy講座をじっくり見る⇒問題集を解いて弱点を把握する」の繰り返しを数回しました。問題集の回答にはSnowflakeの公式ドキュメントへのリンクが載っており、私の場合リンク内の設問に関する内容のみ確認しました。あとは、「UDFとStored Procedureの違いがまだ理解しきれていないな」と感じたら講座の該当部分を見返すことを意識して行いました。
問題集より実際の試験の方が難しい場合は多いと思いますが、問題集で弱点を把握して少しでも分からないところは動画とドキュメントで見返しておいて完璧にできますという状態にして試験に臨めば、合格は無理でないと思います。
4.最後に
念のため明確にお伝えしておきますが、もちろん、Snowflakeの公式ドキュメントは非常に重要です。日本語の勉強だったら広辞苑くらい重要です。
ただ、何かの勉強をする際、辞書(若しくは用語集)を一言一句読むことから始めることは必ずしもしないのでは、ということです。読み込むとしたら、ある程度基本的な理解が固まってから、深い理解をするためにやるのではないでしょうか。
勉強方法は人それぞれです。あくまで一例として、意外と公式ドキュメント以外のものをやりこむんでも受かったよ~ということで、誰かのご参考になれば幸いです!