【初心者向け】Snowflakeの勉強方法

【初心者向け】Snowflakeの勉強方法 | Tableau-id Press -タブロイド-
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こんにちは!chinenです。

PODBで本格的にSnowflakeを使い始めて早数か月が経ちました。

今日は初心者向けのSnowflakeの勉強方法をまとめてみたいと思います。

(かなり主観が入っています。一意見としてご参考にしていただければと思います。)

1.Snowflakeを勉強する上での前提知識はある?

※経験や知識が十分な方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。

まず、20222月から業界未経験でtruestarに飛び込み、やっとSnowflakeも本格的に触って理解し始めた身として、Snowflakeの勉強開始前に身につけておいた方が良いと思う知識があります。

基本情報技術者試験の内容

【おすすめ理由】Snowflakeに限らずこの業界で仕事をするにあたり非常に基礎となる&役立つ知識が網羅されています。勉強後、単語レベルでみんなの言っていることが分からないなんてことがグンと減りました。

Snowflakeの勉強でもITの基礎用語や知識は前提として話が進む場合も多々あります。

必ずしも合格までしている必要はないと思いますが、一度でも通して教科書を読んでみて理解をし、その後も教科書を辞書的に引いて思い出せるくらいにはしておくと、後が楽だと思います。

【おすすめ勉強方法】以下の教材がとても分かりやすいです。

【令和5年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集 | 高橋 京介 |本 | 通販 | Amazon

SQLの基礎

【おすすめ理由】Snowflakeを勉強するのにSQL(それかPython)は避けられないです。せめて教材に記載されている回答のSQLを見て理解できる程度にはしておいた方が良いと思います。

【おすすめ勉強方法】「SELECTって何?」レベルだった私は、まずProgateで基本の基本を学びました。おすすめは1か月だけでも有料版にしてきちんと最後までやることです。1か月1,490円であれば費用対効果は抜群です!

このブログの読者さんはここはクリアしている方は多いとかもしれませんが、もしもこのあたりも怪しいという方は、急がば回れで一通りの知識を身につけることをおすすめします。

(私は最初何からやったら良いのか分からず、大分右往左往しました…。)

2.やってみた教材リスト

さて、大分前置きが長くなりましたが、本題です。

私が現在取り組んでいる&取り組んだ課題を順番に紹介させていただきます。英語の教材も多いですが、AI等を駆使しながらやってみて欲しいです。

実践系

Snowflakeのアカウントをお持ちでない方も、Snowflake Trial Accountは何回でも作れるので、遠慮せずどんどん練習してみると思います。(もちろん常識の範囲内で。)

Snowflake Quickstarts

1コマ1時間もかからないものが多いので、やりやすいです。その中でもおススメのものをピックアップします。

Zero to Snowflake】(英語のみ)

はじめに概要を理解するのにとても良いです。詳細については他のセッションで後で学べば良いので、「へぇ、そうなんだ。」と思える程度で進めるので良いと思います。

【Tasty Bytes】(一部日本語あり)

架空だけれども具体的なテーマ設定があり、実際に手を動かしながら学べてとても勉強になります。説明や解説もキャプチャ付きですごく分かりやすいです。

先月に更新ログもあるものが多く、最新情報がありそうです。分からない部分は社内勉強会で聞いています!

②Snowflake University

Snowflake Data Heroes Communityに登録すれば無料で受講できる講座がたくさんあります。

【Workshopシリーズ】(英語のみ)

私の一番のお気に入りです。

・Tasty Bytesと同じく、架空だけれども具体的なテーマ設定があります。Workshopにおいてはキャラクター付きで動画もあるので、とっつきやすくとにかく楽しいです。

・クイズが小まめなタイミングでたくさん用意されていて、きちんと理解をしながら進められます。

・”DORA”というパフォーマンスチェッカーがあり、Workshop内で自分が行った作業や出力結果が正しいかを確認してくれます。こちらも1つのWorkshop内で10回以上チェックしてくれるので、小まめに理解を確認出来ます。

・DORAのチェックが全て合格になると、Credly経由でBadgeがもらえます!地味にモチベーション上がります。TableauやAlteryxもCredlyを使っていますね。

※動画やキャプチャを見る限り、最新の情報でない部分も一部ありそうですが、大体はUIの変更等の問題で、根本的なポイントではないと思っています。そういうこともある前提でやれば全然進められるしやる意味はあると思います。

試験対策系

①Udemy
まずはSnowPro Coreを目指そうかなと思っていたときに購入しました。

正規の値段は高いですが、90%以上OFFSaleが開催されることがよくあり、1,500円~2,000円で買いました。

Ultimate SnowPro Core Certification Course & Exam – 2023/24 | Udemy】(英語)

Coreの勉強のみならず、Snowflakeの概要を理解するのにとても良いです。

最初に動画を見ながら全部理解するのは大変だったので、まずは教材として使われているPDFをざっと読んで概要を掴みました。

動画の説明も分かりやすいので、Coreを取るときには戻ってきて改めて学習しようと思っています。

Snowflake SnowPro Core Certification – Practice Tests | Udemy】(英語)

前述の講座にもテストは1回分ついていますが、こちらの方が解説が丁寧で2回分回せます。各問題の参考となる公式ドキュメントのリンクもあり分かりやすいです。

②Snowflake University

【Level Upシリーズ】(英語)

Snowflakeの基本設計やコンセプトなど、理論的な(?)話が多く、上記Udemyの試験対策と内容が被る部分も多くあり、どちらかというと試験向けの内容かなと思いました。1コマあたり目安30分ですが、内容が真面目な分私はそれでも辛かったので()Workshopをある程度やった後に復習がてらさくさくやってみるのが良いかなと思います。

もしかするとLevel Upで学ぶ基本的なコンセプトなどは理解していなくてもある程度Snowflakeを使えるかもしれませんが、理解しておいた方がより使いこなせると思います。

3.SnowPro Core取得と実践的な取り組みはどちらが先か?

恐らく多くの人が悩んで右往左往しているのではないでしょうか?

色んなご意見や考え方はあると思いますが、私は、SnowPro Coreの取得の勉強より、Snowflake QuickstartsSnowflake University、また実務を“楽しみながら”やることに軸を置こうと今は考えています。

Coreの勉強は少ししてみたのですが、私の場合、やはり多かれ少なかれ“試験のための勉強”感が強くなり、楽しさより辛さが勝ちました()もちろん、勉強によって得られるものはたくさんあると思うのですが、まずはSnowflakeを楽しむことを優先したいなと思ってペースダウンしています。

誰にとってもCoreは後の方が良い、ということでもなく、まずは自分が一番“楽しい”やり方で学んでSnowflakeを好きになることが最優先なのかなと思います。

もっと楽しむためにはCoreの取得が必要だなと思えたとき、もしくは、楽しみながら学んでたらいつの間にかCoreの知識も大体身についていたとき(なんてことがあれば)、前向きに勉強したら良いかなと思っています。

※実践系はPCからやった方が良いけれど、Udemyならアプリを携帯に落とせば模擬試験などは電車の中でもできるので、(気が向けば)隙間時間にやったりはしています。

4.結局どんな順番で勉強するのが良いの?

振り返ってみれば、以下の順でやるのが一番効率が良かったかなと思います。

①基本情報技術者試験の教科書を読む(丸一日か二日はかかった気がする)

②ProgateSQL講座を終わらせる(平日の夜数日程度)

Zero to SnowflakeUltimate SnowPro Core Certification Course & Exam – 2023/24 | UdemyPDF教材(動画ではない)で、ざっくりとしたイメージで良いのでSnowflakeの概要を掴む(1日くらい?)

④Tasty Bytesを一通りやってみる(1コマ1時間くらい×10くらい)

⑤Workshopに取り組む(1コマ6時間×5)

⑥Level Upシリーズに取り組む(1コマ30分×9くらい)

(SnowPro Coreを目指すなら↓)

Ultimate SnowPro Core Certification Course & Exam – 2023/24 | Udemyを動画を含めて勉強する

⇒動画自体は7時間、+手を動かしたり見返す時間で10時間くらい?

Snowflake SnowPro Core Certification – Practice Tests | Udemyで試験対策をする

⇒半日あればできるかと思います。

※どのステップにおいても、Snowflake公式ドキュメントは理解を深めるために参考にすると良いです。

⑨他にもまだまだあるらしい

※時間についてはあくまで目安です。私の場合、実務で学ばせていただいていたことも多くあった中での勉強だったので、本当に0からの方はもう少し時間がかかるかもしれないですし、逆に今までごりごりこの業界で活躍されていた方はもっとさくっとできるかと思います。

最後に

とりとめもなく長文で失礼いたしました。少しでも参考になれば幸いです。

truestarではSnowflakeの検討、導入支援や環境構築からアプリ開発まで幅広くサポート可能です。

Snowflakeに゙興味がある、導入済みだけどもっとうまく活用したい等々ありましたら、ぜひこちらからご相談ください。

また次回!