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こんにちは。藤です。
『装飾の基本』の第10弾です。
Before
読み手に対して、データを分かりやすく効果的かつ正確に伝えることを重要視した場合、3D チャートは不適切なチャートに該当します。
Before の図から、製品C の値がパッと見て理解できるでしょうか?
直感的には棒の最上部から縦軸のラベルを水平に見てしまうため、製品C は 80 のように感じます。
しかし、罫線を辿ると 60 であり、直感的に理解する値とは異なります。
ところが、傾きを平面に近づけていくと・・・
製品C が 60 を超えていることが明らかになってきます。
完全に平面にすると
製品C は 70弱(正確には 68 )でした。
3D チャートの場合、読み手がわざわざ罫線を辿って読んだとしても、正確に読み取れないというオチまでついています。
After
情報を正確に伝えることが目的であるならば、誤認のリスクを伴う3D チャートは利用しないことをオススメします。
それではまた。
※この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。