こんにちは。藤です。
『色の基本』の次は『装飾の基本』を見ていきます。
第1弾は枠線に関してです。
Before
この棒グラフには、棒そのものに枠線がついています。見慣れていて違和感を感じないかもしれません。
では枠線を除外するとどうでしょう?
After
パッと見て、棒の長さの違いが頭に残るのはどちらでしょうか?
おそらく後者ではないでしょうか?
Before のように枠線による囲いが存在すると、まず枠線そのものに目が行き、その後で棒の長さを認識します。
つまり、ワンステップ無駄な処理が頭で走ることになり、直感的な理解を妨げてしまいます。
棒グラフは After のように枠線が無くても伝えたいことは十分正確に伝わります。
どうしても枠線を使いたい場合には、棒の色よりも目立たない配色をオススメします。
棒グラフの枠線は、無駄な情報として排除しましょう。
それではまた。
※2019年6月1日追記
この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。