By t.fuji Data Visualization 2019/05/23 目次 関連する記事 こんにちは。藤です。 データビジュアライゼーションシリーズです。 『装飾の基本』の第3弾です。 Before これは少し極端な例ですが、エクセルなどにはこういった棒グラフを作る機能も備わっています。 機能があると使いたくなる気持ちもわかりますが、本当にこの装飾は必要なのでしょうか? そもそもの視覚化の目的に立ち止まってみましょう。 インフォグラフィックスのように、まずは人目を惹くことが主目的となる場合には有効かもしれません。 しかし、棒グラフの本来の用途である、量の相対比較をすることを主目的とするならばこのチャートは適切とは言えません。 個々の装飾に意識が向いてしまい、長さの比較を直感的に行うことが難しくなるためです。 例えば、5秒間ほど Before の図を見た後、目をつむってみてください。 印象に残っているのは棒の長さでしょうか? それとも、棒の柄でしょうか? おそらく後者ではないでしょうか? 素早く正確に量の比較を行いたいのであれば、下図のようなシンプルな棒グラフで十分です。 After ちなみに Tableau では、そもそも Before で示したような装飾を施す機能はありません。 本質的にいらない機能なので、たとえ技術的に簡単であっても組み込まれることは無いでしょうね。 それではまた。 関連する記事 装飾の基本:無駄な枠線はつけない 棒グラフ編 装飾の基本:無駄な装飾はしない 折れ線グラフ編 装飾の基本:太過ぎず細過ぎず 棒グラフ編 装飾の基本:ラベルを付け過ぎない t.fuji / About Author More posts by t.fuji ↓すぐに使えるオープンデータが揃っています。 ↓弊社に興味を持った方はこちらから ↓弊社のサポートを受けてみませんか? ↓求人募集・人材募集についてのお知らせです。