こんにちは。藤です。
『装飾の基本』の第3弾に行く前に、ちょうど良いブログがあったので今日はその話を。
Data-Ink Ratio Animation and How to Apply it in Tableau
ブログは英文ですが、ブログ上の画像や下のアニメーションを見るだけで、言葉がなくても伝えたいことは分かると思います。
ノン・データインクやインクデータ・レシオは、データビジュアライゼーション業界の権威的存在である Edward Tufte 氏が、『The Visual Display of Quantitative Information』という書籍で提唱した概念です。
写真は私が持っているものでこれは2001年に出された第二版ですが、初版はなんと1983年です。
その中で、チャートにおけるデータそのものを表現する部分を『データインク』、それ以外(例えば枠線や補助線など)を『ノン・データインク』と呼んでいます。
そこから
データインク・レシオ = データインク ÷ (データインク+ノン・データインク)
と定義し、データインク・レシオを高めることを、データビジュアライゼーションの基本コンセプトとしています。
フォーカスしたいデータに直接関係のない余計な装飾(=ノイズ)を削ってシンプルに表現することでノン・データインクが減り、データインク・レシオを高めることができます。
ちなみに、以下の記事は全てこの基本コンセプトに沿っています。
上述したアニメーションを見てもわかる通り、必要なのはセンスではなく知識です。
その知識があれば誰でも簡単に実務で適用できます。是非実践してみてください。
それではまた。