Python 3 エンジニア認定試験4種の紹介(※新試験情報あり)

Python 3 エンジニア認定試験4種の紹介(※新試験情報あり) | Tableau-id Press -タブロイド-
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先日、「Python 3 エンジニア認定実践試験」を受験して合格し、現時点(2024年2月時点)で実施されているPython認定試験を3つコンプリートしました。
喜んでいたのもつかの間、なんと2024年中に新試験が一つ追加される予定となっています。
新試験が増えることは昨年から知ってはいたのですが、ベータ試験の実施が3月に予定されており、いよいよ本格的に試験が始まりそうです。

今回はPythonを学びたい方、資格試験に興味ある方に向けて、現在実施されているPython認定資格3種と、新試験についてまとめて紹介したいと思います!

Python 3 エンジニア認定基礎試験

試験概要

Pythonの基本的な文法について出題される試験です。Python認定資格の中では一番易しい入門編となる試験です。
Pythonやプログラミングが初めてという方にお勧めの試験です。

受験形式 CBT(Computer Based Testing)方式、選択式
試験時間 60分
問題数 40問
合格ライン 700点(1000点満点)
受験料 一般:11,000円(税込) / 学割: 5,500円(税込)
出題範囲 オライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル」より出題
具体的な出題範囲と出題率は試験要綱を参照

模擬試験

試験を主催する、Pythonエンジニア育成推進協会認定の模擬試験です。どちらも無料で利用できます(Dpro EXAMは有料プラン有)。
Dpro EXAM
PRIME STUDY

受験してみた感想

わたしは基礎試験を最初に受験したのですが、以下2点をやれば余裕をもって合格できると思います。
・教科書を読みながらコードを動かして動作確認
・模擬試験を合格点が取れるまで繰り返しやる

受験体験記もありますので興味ある方はお読みください~。
Python 3 エンジニア認定基礎試験を受験しました

Python 3 エンジニア認定データ分析試験

試験概要

Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法について出題される試験です。
データ集計・データ分析にPythonを使いたい方、データサイエンティスト・データエンジニアを目指す方にお勧めの試験です。

受験形式 CBT(Computer Based Testing)方式、選択式
試験時間 60分
問題数 40問
合格ライン 700点(1000点満点)
受験料 一般:11,000円(税込) / 学割: 5,500円(税込)
出題範囲 翔泳社「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」より出題
具体的な出題範囲と出題率は試験要綱を参照

模擬試験

基礎試験と同じく、Dpro EXAMとPRIME STIDYが模擬問題を提供しています。
Dpro EXAM
PRIME STUDY

Dpro EXAMは有料の試験対策プランを1か月利用しました。有料プランは以下機能がついています。
・問題の解説がついている
・対策テキストがついている(確認テストにも問題がついています)
・間違えた問題から優先出題する
月額980円と安く利用して良かったです。7日間無料お試しもできます。

受験してみた感想

数学については苦手な方にとっては教科書に少し難しい内容が掲載されていますが、試験では難しいものは出なかったのでご安心ください。
(数学問題の具体的なレベル感は模擬問題をやれば分かります。)

知識問題も多く、覚えることが大変でしたが、模擬問題を繰り返しやれば十分合格点は取れると思います。
模擬問題は正解が分かるだけでなく、誤りの選択肢はなぜ誤りなのかが説明できるくらいまででやりこみ、理解を深めると良いです。

Python 3 エンジニア認定実践試験

試験概要

基礎試験の上位試験にあたる試験で、より実践的なPython文法や使用法が問われる試験です。

受験形式 CBT(Computer Based Testing)方式、選択式
試験時間 75分
問題数 40問
合格ライン 700点(1000点満点)
受験料 一般:13,200円(税込) / 学割: 6,600円(税込)
出題範囲 技術評論社「Python実践レシピ」より出題
具体的な出題範囲と出題率は試験要綱を参照

「より実践的な・・・」とありますが、サードパーティー製のパッケージは出題対象外となっています(教科書には掲載されていますが試験としては出題対象外なので注意)。

模擬試験

実践試験は認定模擬試験はDpro EXAM1つだけです。
Dpro EXAM

こちら有料プランを利用してみたのですが、個人的に無料プランで良かったかな・・・と思いました。
実践試験は基礎試験・分析試験のような学習教材がついておらず、模擬問題数も少ないため、有料プランのメリットを感じませんでした(今後コンテンツの追加はあるかもしれません)。

認定模擬試験ではないのですが、もう少し問題数を解いておきたい方に以下をご紹介します。
ExamApp

こちらは個人の方が運営されている模擬試験アプリです。
無料で利用でき、アカウント登録すれば学習履歴も記録してくれます。
実践試験は認定模擬試験が一つしかないため、こちらも活用させてもらいました。問題数も多くおすすめです。

受験してみた感想

実践試験は正直かなり勉強不足で不安を抱えたまま試験に臨んだのですが、なんとか合格できました。
基礎試験、分析試験の合格を経ての受験だったので、ある程度Pythonの知識がついていたことも後押しになったのかなと思います。

模擬試験が基礎試験・分析試験と比べるとまだ充実していないので、試験問題のレベル感がつかみづらかったです。

 

Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験(※新試験、2024年中開始予定)

試験情報

こちらは2024年中に開始予定のデータ分析試験の上位試験にあたる新試験です。
「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」を発表

2024年3月24日にベータ試験が実施され、ここでの合格は本認定されるようです。合格者第一号ですね!
残念ながらベータ試験の定員はもういっぱいになってしまったようです・・・。
Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験 ベータ試験

指定教科書や出題範囲は既に発表されています。

受験形式 CBT(Computer Based Testing)方式、選択式
試験時間 75分
問題数 40問
合格ライン 700点(1000点満点)
受験料 一般:13,200円(税込) / 学割: 6,600円(税込)
出題範囲 インプレス「Pythonデータ分析 実践ハンドブック 実務で使えるデータ加工のテクニック」より出題
具体的な出題範囲と出題率は試験要綱を参照

 

自分の興味ある分野なのでアルファ試験が始まったら勉強して受けてみたいなと思います!