2023年3月14日に、Tableauの2023.1がリリースされました!
Tableau Prepについても、2023.1がダウンロードできるようになっています(Tableau Prep 2023.1ダウンロードサイト)。
2023.1新機能の中から、Tableau Prepについての2点をご紹介したいと思います。
ソース行番号(Source Row Number)機能の追加
データの入力時に、ソース行番号(Source Row Number)が自動で追加されるようになりました。
デフォルトではデータに含めないよう削除された状態になっており、「フィールドを含める」ことで使用することができます。
追加されたSource Row Numberを見ると、連番がふられています。
データを加工する過程で並び順が変わってしまうことがあるかと思うのですが、Source Row Numberをうまく利用すれば
元の並び順を維持できるので便利です。
・不具合について
この追加機能ですが、ワイルドカードユニオンで入力されたデータだと機能していないようです。
既知の不具合に問題ID:1500254で掲載されているので、仕様ではなく今後修正予定ですかね。
入力ステップの機能強化
・列の複数選択が可能に
入力ステップで列を複数選択できるようになりました。
入力時に不要な列を選択し、まとめて削除や非表示にすることができます。
列を複数選択しての削除については、クリーニングステップでは以前のバージョンでもできましたが、入力ステップでも可能になった感じですかね。
これに伴い、以前フィールドの左にあった列選択チェックボックスは廃止になったようです。
・「相対日付」フィルターが使用可能に
入力ステップにて、日付と時刻型のデータは「相対日付」フィルターでデータが絞り込めるようになりました。
フィールド名にフォーカスした時に出る3点リーダ[⋯] > フィルター で「相対日付」フィルターを選択することができます。
「相対日付」フィルターは、ある日(デフォルトではシステム日付)を基準に日付形式のデータをフィルターすることができます。
オプションの基準アンカーで、基準となる日の変更ができます。
この例では基準アンカーを2019/01/01に設定したので、前年が2018年になりました。
既存機能の「計算」フィルターに式を書いても同じことはできますが、相対日付フィルターだと簡単にできますね!
以上、Tableau Prep 2023.1の新機能のご紹介でした!
Tableau Prep 2023.1ですが、2022.4の時からのものも含めて、いくつか不具合も発生しています。
「既知の不具合」の内容を確認した上でのご利用をお勧めします。
個人的に大き目の不具合は、問題ID:1492828です。
パーティション関数を使用して作成した列が、hyperデータソースに出力されません。
こちらは自分でも試してみたのですが現象再現しました。データソースがhyper以外の形式の場合は問題なく出力されます。
ご利用の際はご注意ください。