【Tableau】使われるダッシュボードを作ろう!

【Tableau】使われるダッシュボードを作ろう! | Tableau-id Press -タブロイド-
Tableau_adventclander

tomokoです。

Tableauでダッシュボードを作成したけど使われない、満足度が低い、ということはよく発生します…。

費用と工数をかけて作成したダッシュボードが使われないという現象はなぜ起きるのでしょうか。

ダッシュボード作成は、ダッシュボードを作成する前の段階が非常に重要となります。

そして完成したダッシュボードの動作速度も使われるダッシュボードとなるために重要なポイントとなります。

ダッシュボードを作成する前に何をすべきか、パフォーマンスが良いダッシュボードにするためには何に気を付けるべきか、

についてまとめました。

使われるダッシュボードを作成するために必要なこと

新規にダッシュボードを作成する際、色々な要望が出て、その要望を叶えたいあまり、1つのダッシュボードにたくさん詰め込む…

とてもよくある事例です。

せっかくtableauを使ってダッシュボードを活用するのであれば、作ったダッシュボードは使われるダッシュボードとなる必要があります。

そのためには、ダッシュボードを作成する前のユーザーヒアリング、ダッシュボード設計、データ設計が重要です。

現在の業務の流れ、良い点・改善点をヒアリングする

今の業務は何をどのような流れで行っているのか、そして今の業務でやりたいことがすべてできているでしょうか。

多くの場合、ダッシュボードを使用する人と作る人は異なります。

ダッシュボードを作る側のメンバーは、ユーザーがやるべきことを理解しているようでしていないということは多いです。

ユーザーが忙しくてなかなか時間を取ってもらえない、という状況もよくあります。

しかし、ダッシュボードを使う人と作る人が一体となって進めていくことは、

使われるダッシュボードを作成するために非常に重要です。

ここを諦めてしまうことで最終的に使われないダッシュボードが大量発生する、ということは珍しくありません。

今の業務の流れ、現状業務のやり方の良い点、改善点(こうだったらいいなというレベルでOK)を

しっかりヒアリングすることが大切です。

ヒアリング時、実現できる、できないを気にせず、思いついたことを自由に挙げてもらうようにします。

色々な意見が挙がった後、ダッシュボード作成チームが実現可否を検討、

ユーザーの要望を元に何を優先的にダッシュボード化するのかを決めていくようにします。

ダッシュボードを設計する

今使っているExcelをそのままtableauにすれば、ユーザーのやりたいことは叶う。

本当にそうでしょうか。

前述したように、現状の業務の流れとユーザーが業務に対して感じていることをヒアリングしてから

何をダッシュボード化すべきかを検討することで、今のExcelをそのままダッシュボード化すれば良いのか、

違う見せ方をするのが良いのかを適切に決められるようになります。

また、業務の流れを把握することで、1つのダッシュボードで何をどう見せるべきか、

ということをユーザー目線で決定できるようになります。

データ構造を確定する

どのようなダッシュボードが必要かが決まったら、それを表示するために必要なデータ構造を確定します。

ダッシュボード側でできるだけデータを加工せず、シンプルな計算式で作成できるよう、データの粒度、必要なフィールドを決定します。

ダッシュボード作成のルールを設定する

使用するフォント、色、配置を決定し、テンプレートダッシュボードを作成しておくと、複数人でダッシュボードを作成しても

構成を統一したダッシュボードの作成が可能です。

また、フィールド名やシート名の命名規則を決定しておくことで、複数人で複数ダッシュボードを作成する際、

同じフィールドが異なる名称になっている、異なる計算式で作成されている、

ということを防ぐことができ、運用しやすいダッシュボードとなります。

誰が担当しても理解しやすいダッシュボードとすることは運用面でとても重要です。

パフォーマンスの良いダッシュボードを作成する

ユーザー目線で設計されたダッシュボード。

完成したら、あれ?遅い、、フィルターを切り替えたらずっとくるくるマークが…。

ユーザーの要望を叶えたダッシュボードも動作速度が遅ければ使われません。

パフォーマンスの良いダッシュボードとするために気を付けたいこと、

いざパフォーマンスが悪かった時に何をチェックすれば良いかをチェックリストにまとめました。

パフォーマンス改善のチェックリスト

チェック項目に該当するものは改善点となります。


まとめ

使われるダッシュボードを作成するための流れ、運用しやすい、パフォーマンスの良いダッシュボード作成をよくある事例とともにまとめました。

せっかく作ったのに使われないダッシュボードとならないよう、しっかりユーザーヒアリングを行い、事前設計を行いましょう!

ここで紹介した内容は一部で、ダッシュボードを作成する流れ、デザイン面で考慮すべきことなどは奥が深いものとなります。

truestarでは、ダッシュボード構築の基本的な考え方や実装のコツのトレーニングも承ります。

画面下のオレンジの問い合わせボタンからお気軽にお問い合わせください!