【Tableau Tips】ソートキーにディメンションとメジャーを混在させる

【Tableau Tips】ソートキーにディメンションとメジャーを混在させる | Tableau-id Press -タブロイド-
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tomokoです。
数表はソートさせると意図したデータを見やすくすることができますね。
ディメンションとメジャーどちらもソートキーとしたい、ということはありませんか?
Tableauでソートキーにディメンションとメジャー両フィールドを混在させる方法をご紹介します!

作成するダッシュボード

顧客売上の数表を作成します。
数表には、Order Year、Customer Name、Category、Sub Category、Sales が含まれ、
すべてのフィールドでソートさせるようにします。

ソート用パラメーター・計算フィールドを作成する

データ型は整数とし、リスト1~5に各フィールドを割り当てます。

ソートを制御する計算フィールドを作成します。
今回は、Salesは降順に、それ以外のフィールドは昇順に並べ替えます。

この計算フィールドがどのような動きになっているのか確認してみます。

RANK関数は降順に順位を振り、1,2,2,4のようにランクが振られます。
( Rank関数については RankとIndexの違い で詳しく説明しています!)
Sales以外は昇順に並べたいため、-RANKとします。
RANK ( MIN ( [Order Year]) , ‘asc’ ) でも同様です。

下の画像は確認のためにCustomer  Nameを絞り、index()で連番を振っています。
Order Yearをソートキーに指定しているため、最新年の順にランクが振られていますが、
マイナスを付加しているため、結果、Order Yearが昇順に並んでいます。

順位の振られ方は、2022年は2位が4行存在するため、2021年の順位は6位となります。
同様に、2021年は6位が4行存在するため、2020年は10位となります。

動作確認

パラメーター、計算フィールドでソート設定をしたダッシュボードの動きは以下のようになります。
ソートキーにはディメンションとメジャーのフィールドが混在していますが、指定したソートキーで並べ替えられていますね。

参考: Project Management Viz でも同様のフィルター設定を使用しています。

まとめ

Tableauは様々なチャートでデータを視覚化して見せられるツールですが、数表で見たいというご要望も多いです。
利用者のニーズに沿ったソートを実現して、より使いやすい数表を活用いただきたいですね。