色の基本:色使いの矛盾を避ける

色の基本:色使いの矛盾を避ける | Tableau-id Press -タブロイド-
20190512-After

こんにちは。藤です。

 

データビジュアライゼーションシリーズです。

データビジュアライゼーションとは

 

私は典型的な3日坊主タイプなので、今回はとりあえず1週間くらいは毎日投稿しようと頑張っています。

今週末は何とか乗り切れそうですが、毎晩日付が変わる直前の投稿で綱渡り状態です

余談はどうでもいいですね。

 

『色の基本』の第五弾です。

 

Before

 

売上の棒グラフに『顧客一人当たりの費用』を色で表現しています。

費用なので一般的には少ない方が良いことになります。

 

しかし、このグラデーションは金額が大きいほど濃い青になっており、直感的には、一番上の『大阪』が一番大きくて『良い』ような印象を与えています。

 

もしも、費用が少ない都道府県を強調したいならば、下の図のように、色使いを逆転してみます。

 

After

すると、費用が少なくて『良い』要素に焦点が集まります。

 

なお、費用が高い都道府県を警告するために強調したいならば、Before のようなグラデーションもあり得ますが、警告を示唆するならば赤系の色を使う方が効果的です。この話は次回詳しく解説します。

 

それではまた。

 

※2019年6月1日追記

この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。