truestarのh.nguyenです。
2024/7/1にリリースされたTableau 2024.2バージョンにやっとViz Extension入ってきました。早速Tableau Deskopのクリエイターライセンスで使ってみたので、感想を共有したいと思います。
便利な点
複雑なグラフを数分で簡単に作れる
Sankey, Bump Chart, Radar Chartなどのおしゃれなグラフは複雑な計算フィールドなどは一切なくてドラッグアンドドロップだけでこんな感じでできちゃいました。 これはかなり助かりますね！
Viz Extensionのインターフェイスが分かりやすい
グラフ作成の際にディメンションとメジャーを列・行にではなく、マークにドラッグすることになります。グラフタイプによって、マークが変わりますので分かりやすいです。
そして、グラフができた後に「書式設定の拡張機能」ボタンで色や、サイズ、ラベルなど全部まとめて設定出来ます。事前に設定したワークブックの書式も自動的に適用されます。
注意点
Tableau Desktop Version
Viz Extension機能と使えるバージョンはTableau 2024.1 Beta Preview 以降と、Tableau Public (2020.1以降)です。
そして、Tableau PublicではSankeyしかありません。
書式設定の問題
シートをダッシュボードに追加した後に、シートの方で「書式設定の拡張機能」で設定変更すると、ダッシュボードに反映されません。もう一度シートを入れ替える必要があります。ところが、シート入れ替え書式設の更新はSankeyのみ出来ます。
全てのViz Extensionが無料ではない！
SankeyチャートだけはSalesforceからパブリッシュされました。その他のチャートタイプは主にLadataVizや、Infotopicsなどのパートナーの製品だから、無料版と有料版があります。サードパーティーのチャートを開くときに、「無料バージョンを使用されています。書式設定を保存されません」という警告と購入リンクができてきました。
Radarチャートの無料版を使って見ると、書式設定変更がシート内しかできません。ダッシュボードにシートを入れ替えても全く反映されませんでしたので、無料版はシートないで試しすためだけ使えると思います。
サードパーティーのViz Extensionの有料版のライセンスはTableau Creator ユーザごとが必要で、Viewerはライセンス不要です。ライセンスの期限がなく、一回購入でずっと使えるようです。
セキュリティ面を事前に要確認
パブリックデータならすぐVizExtensionを使えますが、プライベートデータだと、Viz Extensionを使用する前にセキュリティを確認することが必要です。
Tableau Viz Extensionは、次の 2 つの形式の Web アプリケーションとなります。
①サンドボックス化（Sanboxed）
Web 上の他のリソースやサービスにアクセスすることなく、Tableau がホストする保護された環境で実行されますので、作ったビューをサーバーやクラウド上ですぐ見れます。
②ネットワーク対応（Network-Enabled）
サードパーティーのサイト上でホストされ、ワークブックのデータにアクセスできることがあるため、Desktop上ではエクステンションを「開く」ボタンを押すと「拡張機能許可」メッセージが出てきます。
そして、サーバーやクラウド上ではあパブリッシュする際にサーバー管理者に拡張機能の実行およびデータへのアクセスを許可してもらう必要もあります。
組織の保護された環境で使いたい場合、Extensionパッケージの購入必要があるかもしれません。
今のところ、Sankeyだけはサンドボックス化です。Sankey以外Viz Extensionはすべて「ネットワーク対応」形式になります。
サンドボックス化と、ネットワーク対応の詳細は以下のリンクで参照してみてください。
https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/security_extensions.htm
まとめ
まだ簡単なトライアルだけしましたが分かった事を共有させていただきました。
今後Viz Extensionを活用して、Tipsをどんどん共有していきたいと思います。
皆さんも是非試してください！
