色の基本:色相違いの2色使いは要注意

色の基本:色相違いの2色使いは要注意 | Tableau-id Press -タブロイド-
20190511-After

こんにちは。藤です。

 

データビジュアライゼーションシリーズです。

データビジュアライゼーションとは

 

『色の基本』の第四弾です。

 

Before

基準値となる10%を境に、上回るものを青、下回るものを赤で表現しています。

青と赤は色相が大きく異なるため、二者の区別は容易です。

 

一方、チャートの作り手としては、基準値を上回るものと下回るものとで、どちらをより強く読み手に伝えたいのでしょうか?

Before の例では二色の色相が大きく違うこともあり、両方の項目が目立ってしまい、作り手の意図が弱くなってしまいます。

 

一方、こちらはどうでしょう?

 

After

基準値を上回るものを青色から無彩色のグレーに変更しました。

基準を下回った赤色の項目のみに焦点が当たっていることは一目瞭然です。

 

伝えたい要素がより際立つよう、非強調要素には色相のないグレーなどを有効活用しましょう。

 

それではまた。

 

※2019年6月1日追記

この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。