小数点の指定桁数で数値を切り上げ・切り捨てする方法をご紹介します!
Tableauでは四捨五入、切り上げ、切り捨てする関数として次の関数が用意されています。
指定桁数で四捨五入 | ROUND(number, [decimals]) |
整数で切り上げ | CEILING(number) |
整数で切り捨て | FLOOR(number) |
※詳細はTableauヘルプ 数値関数を参照
切り上げ、切り捨ては整数でしかできません。ROUNDのように少数第〇位まで桁指定で処理することはできないです。
そこをひと工夫して、小数点の指定桁数で切り上げ・切り捨てをやってみたいと思います。
サンプルデータ
今回使うサンプルデータです。
これを小数第2位までで切り捨て・切り上げしてみたいと思います。
まず普通にROUND、CEILING、FLOORを使ってみます。
ROUNDは第2引数に桁数を指定できますが、CEILINGとFLOORは指定できないので整数で切り上げ、切り捨てされています。
小数点の指定桁数で数値を切り上げ・切り捨てする方法
数式の書き方
CEILING、FLOORは整数でなら切り上げ・切り捨てできるので、それを利用して切り上げ・切り捨てしたい桁数まで整数化します。
最後に元の桁になるよう割り戻します。
①今回は小数第2位までなので、元の値を100倍しCEILING、FLOORの引数として指定する
②その後切り上げ・切り捨てした値を100で割って元に戻す
②その後切り上げ・切り捨てした値を100で割って元に戻す
計算フィールドの数式に次のように設定します。FLOORの場合も同じです。
CEILING([data]*100)/100
結果
できました!
期待通り数値が小数第2位までで切り上げ、切り捨てされています。
第1位までなら10倍、第3位までなら1000倍して切り上げ・切り捨てし、最後にかけた数で割ればOKです。
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