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今回はTC18の Kobayashi Maru | Making the impossible, possible からTipsを紹介します。
Tableauには総計や小計の表示機能がありますが、ここに特定のデータを含まないようにする方法です。
使用するデータソースはサンプルスーパーストアです。
Tableauでは総計や小計の計算を自動にすると単純に合計するのではなく、
計算式に合わせて処理を行おうとします。
この性質を利用して、総計や小計の場合のみ別の計算ロジックを適用させるようにします。
顧客区分別に売上推移を表示しているグラフに、消費者を除いた数値を”法人”として追加表示します。
下記計算式を作成します。
if countd([顧客区分])=1 then sum([売上])
else sum(if [顧客区分]<>”消費者” then [売上]end)
END
(顧客区分の数が1=総計ではない=通常処理,顧客区分の数が複数=総計という計算です)
顧客区分の書式設定で総計のラベルを法人に変更します。
総計に消費者が含まれないことを分かりやすくする為に下記計算式も作成して配色に使用します。
if countd([顧客区分])=1 then attr([顧客区分])
else “法人全体”
END
小計も同様の方法で対応できます。
応用して総計と小計にそれぞれ別の計算ロジックを適用させる事も可能です。
以上、すこしひねったTipsでした。
Tableau_id執筆者:林 周作(Shuusaku Hayashi)