Snowflakeコストを楽に最適化する最強ツール”SELECT”のご紹介!

Snowflakeコストを楽に最適化する最強ツール”SELECT”のご紹介! | Tableau-id Press -タブロイド-
SnowflakeCostSavings

こんにちは!Chinenです。

表題を見て、「いよいよtruestarが怪しい…?」と思われいる方いますね?

いいえ、怪しくありません!

本当に楽にSnowflakeのコストを可視化・最適化できるツール”SELECT”を見つけました。

実際に、導入月の弊社では、Snowflake全体のコストに対して約15%、Compute費用のみに絞れば約20%の金額の削減に成功しました。これに比してツールへの支払額はSnowflakeコスト全体の僅か3%に留まっています。

どうか疑いながらでも信じてご一読ください!

1.導入検討のきっかけ

お陰様でお客様へのSnowflake提案や社内でのSnowflake活用が進み費用が増加する中、他社様のブログではありますが、以下のブログをきっかけに、弊社でもSnowflakeのコストを最適化できないかという話があがりました。

日本での導入事例は初だそうで、すごく分かりやすく導入の経緯や導入のメリットについてまとめられています。

SELECTを使った手間なしSnowflakeコスト最適化 – CARTA TECH BLOG (cartaholdings.co.jp)

2.導入検討の方針

とはいえ、まだまだ日本では導入事例の少ないツールではあります。弊社にとっても本当にこのツール導入のメリットがあるのか、事業開発部でまず30日間の無料トライアルで検証してみました。

検証するポイントは以下2点です。

①コストの可視化によるメリット:無駄や効率化の糸口が見えるか、コストの全体像把握が容易か。

②コストの最適化によるメリット:実際に節約できる金額がSELECTとの契約額以上か。(※節約額≒契約額であれば、可視化によるメリットも加味し全体として導入のメリットありと判断する。)

①については元々あまり疑問は無かったので実際に見て確認程度、②については慎重に検討の必要ありという構え方でした。導入有無も②がYesかNoかが決め手となります。

まずは自分で手を動かして見てからDemoを予約し、不明点等を運営会社に聞くこともできました。

3.導入決定の決め手

①可視化によるメリット

間違いなくあると思いました。Tableauでのダッシュボード作成も不可能ではない気がしますが、それこそ可視化のコストが膨大にかかる話。SELECTを使えば、質の高いダッシュボードが一瞬で作成されてしまいます。

いくつか代表的な画面をご紹介します。

【ダッシュボード】

今までの使用状況から年間の使用予測まで出してくれるのがありがたいです。また、節約できた・できる金額もここを見れば一発で分かります。

【Insights】

コスト負担の多いクエリを特定しお知らせしてくれます。まずはここからメスというところを決めやすいですね。

【Warehouses】

どのWarehouseが使用頻度が高く、更にどのクエリの使用頻度やクエリ時間が長くなりコストが嵩んでいるかもすぐに確認できます。

他にも色々紹介できるものはありますが、このレベルのダッシュボードを各社が自社開発することにメリットは無いということはこれだけでも直感的に理解いただけるのではと思います。そこに時間をかけるより、SELECTで時間をかけずに無駄を洗い出したり、空いた時間で他の生産的なことをするのがお互いの望むところです!

※ちなみに可視化によるメリットとして、見直すべきクエリやクエリの頻度がすぐにあぶりだせるので、可視化が最適化に繋がることもあります。

②最適化によるメリット

間違いなくありました。最初にお伝えした通りです。

30日間の無料トライアルの期間中に、上で紹介したダッシュボード画面の「Automated Savings Last 7 days」や「Annualized Automated Savings(実績に基づいた先1年間の推測節約額)」から金銭的なコスト面で導入のメリットがあるかは十分に判断できました。

特に、ご紹介したブログにも記載されていますが、Automated Savingsという機能の効果は絶大で、ここでできる節約だけで元が取れました。Automated Savingsとは、SELECTの公式で言うところの”Automated Savings monitors query workloads and suspends virtual warehouse clusters at the optimal time to reduce costs without impacting performance.”で、日本語だと「クエリのワークロードを監視し、パフォーマンスに影響を与えることなくコストを削減するために、最適なタイミングで仮想ウェアハウスクラスターを一時停止します。」という機能です。

②最適化のメリットだけでも契約をする十分な理由になることに加え、①可視化によるメリットも得られると判断し、導入を決定しました。

4.SELECTとの契約について

2024年3月時点の情報を簡単にまとめます。Terms of Service | SELECT

・契約は月毎と年毎で選べる。特に使用者からの申し出がない限り、自動更新となる。

・使用料金は、年間のSnowflakeコストの最大3%とされている。ただし、1月当たり最低30USDとなる。SELECTの方に直接確認したところ、これは1クライアント当たりの最低金額となる。要は、弊社であれば組織として複数のアカウントを所有しているが、組織として月30USDで良く、アカウントごとに30USDを支払う必要はない。

・1つの契約で複数のSnowflakeアカウントを登録可能。UIでアカウントの切り替えが簡単にできる。

5.おすすめの人、そうでない人

敢えておすすめじゃないかもしれないパターンだけ書きます。

・Snowflakeの使用額が小さい。月額の最低30USDの支払が、Automated Savingで1か月で節約できる金額より大きい。

⇒逆にある程度の金額規模で支払いをしている人が、支払額より節約額が小さいということはまずないと思っています。

・Automated Savingsの恩恵を受けるのは、どちらかというと重いクエリを低頻度で投げる人より軽いクエリを高頻度で投げる人。

⇒とはいえ、ここは無料期間で結局元が取れるか見れば良いと思います。

6.とりあえずお試ししてみよう!

どうでしたか?

とりあえず、30日間の無料トライアルを開始し、その中で実際に可視化のクオリティや実際に節約できるであろう金額を確認し、メリットがあるとすればまずは月毎契約というのがおすすめです!

無料トライアルのURLはこちら⇒Get Started | SELECT

7.設定方法編に続く

別ブログで設定方法についてもご紹介します⇒10分でできる!Snowflakeコスト最適化ツール”SELECT”の設定方法を徹底解説! | Tableau-id Press -タブロイド- (truestar.co.jp)

8.おわりに

truestarではSnowflakeの検討、導入支援や環境構築からアプリ開発まで幅広くサポート可能です。

Snowflakeに゙興味がある、導入済みだけどもっとうまく活用したい等々ありましたら、ぜひこちらからご相談ください。

ではまた次のブログで!