先日、PythonZen & PEP 8 検定試験を受けてみました!
Python初心者の方はもちろん、中級者以上の方も自身のコードの書き方について見直すきっかけになるという点でおススメの試験です。
試験内容や出題範囲などご紹介させていただきます。
PythonZen & PEP 8 検定試験の試験概要
・PythonZen & PEP 8 検定試験とは
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催する、Python試験のうちの1つです。
PythonZen & PEP 8 検定試験では、PythonZen(The Zen of Python)とPEP 8に関する知識が問われます。
エンジニアがPythonにおける適切な作法や文法を身に着けることを目的としています。
・試験要綱
受験形式 | WBT(Web Based Testing)方式(ブラウザ上からどこでも受験可)、選択式 |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 20問 |
合格ライン | 正答率70% |
受験料 | 無料 |
出題範囲 | PythonZenとPEP 8より出題 |
※2023年12月時点の情報です。必ず受験前に最新の試験要綱を確認してください。
「資格試験」というより確認テストのような感じで、他のPython試験よりも気軽に受験することができます!
合格するとPDFで認定証がもらえます。
出題範囲である「PythonZen」と「PEP 8」について詳しく見ていきましょう。
PythonZenについて
PythonZenはPythonのお作法や心構えを20の格言で現わしたものです。
(ちなみにZenは日本語の「禅」が由来となっています)
■Zen of Python
PEP 20 – The Zen of Python
Zen of Pythonの公式の日本語訳はないのですが、いろいろな方が翻訳してくださったサイトがあります。
興味ある方は「Zen of Python 日本語訳」で検索してみて下さい。
関西弁に翻訳してみたという方もいらっしゃいました。とても面白いので見てください(笑)
例としてZen of Pythonの1つ目の格言を見てみます。
Beautiful is better than ugly.
醜いより美しいほうが良い
「Pythonは少ない行数でアルゴリズムの美しさを表現できる」ということを現わしています。
深いですね。。。
このような格言があと19個あります。
PEP 8について
PEP8はPythonのコーディング規約です。
インデントや空白などコードの見た目に関するものや、クラスや変数の命名規則などの基本的な決まりごとを定義しています。
■PEP8
pep8-ja(日本語訳)
プログラムが正しく動いているなら、コードは各人で好みの書き方で良いのでは?となりがちですが・・・。
書いたコードを人にレビューしてもらったり、自分の書いたコードを他の人に引き継いで改修してもらったり等、
「コードは書くよりも読まれる時間」の方が多くあります。
スタイルガイドに沿うことで、誰もが理解しやすい、可読性の高いコードを書くことができます。
チームで開発している場合は重要なことですね!
※ちなみに参加しているプロジェクトに独自のコーディング規約があり、PEP 8と矛盾する場合は前者の方を優先する、と書かれています。
受験方法
・受験申込方法
試験は検定試験サイトの下部にあるフォームから名前とメールアドレスを入力し送信すると、メールで受験URLが届きます。
名前は認定証に印字されるので、正しい名前を入力します。
・受験URLが届かない時の対処法
受験URLですが、わたし最初は何度試してもメールが届かず困りました・・・。
・受験URLが届くまで10分程度かかる場合がある
・届かない場合はスパムフォルダを確認
と書かれているので10分以上待ってみたところ、メールが届きました。
Pythonエンジニア育成推進協会のお問い合わせとFAQページに、一部のフリーメールでは迷惑メールフィルターが強化されており、
協会からのメールが届かないケースが多くあると記載がありました。
試しにメールアドレスを変えてみたところ、フォーム送信してすぐに受験URLが届きました。
もししばらく待つ・スパムメールも確認したが解決しない、と場合は違うメールアドレスでも試してみて下さい。
最初の試験概要でも紹介しましたが、この検定試験はいつでも何度でも無料で受けられます。
まだPythonZenやPEP 8について詳しく知らないという方も、勉強がてら受けて見てはいかがでしょうか。
試験時間はたっぷりありますし、問題を見ながら学習しても良いと思います。
ちなみに自分は合格はしましたが、勉強しながら受験したにもか関わらず95点(1問間違い)でした・・・。
まだまだ理解が足りないようです。
違うパターンの問題もありそうなので、勉強のためまた受けてみようと思います!