こんにちは。m.fujitaです。
今日はPODBのアップデート情報についてお知らせしたいと思います。
PODB(Prepper Open Data Bank)とは弊社がSnowflake上で商用利用可能で無償提供しているオープンデータです。
Prepper Open Data Bank 収集も加工も不要!すぐに使えるオープンデータ! (truestar.co.jp)
この記事では、市区町村単位の統計・空間データを提供しているJapanese City Dataというデータベースについてご説明します。
Prepper Open Data Bank – Japanese City Data の本番公開をしました
以前弊社のブログの4番にてJapanese City DataのBETA版の公開をお知らせしていたかと思います。
BETA版とは何か・・・というと、新レイアウトのプレビュー版のイメージでしょうか。
このBETA版のレイアウトを本番公開しました。
このブログでいう、新レイアウトとはこちらのER図で展開されている国勢調査をはじめとするデータのことを言います。
Japanese City Dataというのは、都道府県市区町村単位で統計量が公開されているため、必要な都道府県、市区町村を指定すれば
ターゲットとなる市区町村のデータが取得できるのが特徴です。
更新における大事なこと
お早めに接続先の変更をお願いします。
BETA版については2025年3月31日に閉じる予定です。
新レイアウトの特徴
- e-statに登録されている調査票と同じ項目名を検索してSnowflakeからデータを取得できます。
- 現在公開中の旧C&Sのビューでは、一部の統計量に絞って表示しておりましたが、
今回の更新で多数の表番号からデータを取得しているため情報量が豊富になりました。 - 旧C&Sのビューでは横持ちだった統計量が縦持ちになりました。
これで、時系列での分析がより簡易にできるようになります。 - 市区町村単位で、複数の調査にまたがったデータを一括で取得することもできるようになります。
例えば
e-statでは今までは東京都港区の65歳以上の人口を知りたいとなると
・複数の国勢調査をダウンロード
・その後東京都港区を探してから人口を探す
というような手間がかかっていましたが、「東京都港区」の切り口から詳細データを探すこともできるようになります。
Japanese City Dataの新レイアウト検索画面
こちらに調査名とビュー名の一覧を載せてあります。
探したいデータをフリーワードで検索できるようにしてあります。
データ探索にご活用ください。
BETA版以降のデータ更新内容について
住宅土地統計調査の2023年分を取得しました。(ビュー名:E_CI_HLS23_01)
ちなみにテーブル命名の意味は下記のようになっています。
-
- E English
- CI City
- HLS Housing and Land Survey
- 23 2023年
- 01 住宅及び世帯に関する基本集計
01が住宅及び世帯に関する基本集計となっている理由は、下記のように住宅・土地統計調査には住宅の構造に関する集計、など
基本集計以外にも調査を実施しておりそれらもPODBには随時更新していくからです。
すべて更新済みの平成30年(2018年)のデータを元にビュー名を確認すると以下のようになります。
2023年データはまだ住宅及び世帯に関する基本集計しか更新されておりませんが、
別途e-statにてデータが更新されたら随時データも更新していく予定です。
PODBのデータカタログ
その他のPrepper Open Data Bankのデータもデータカタログを参考にして活用してみてください。