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こんにちは、ゆうすけです。
本日は社内にあるDataikuのバージョンアップをしてみたので手順などについて説明いたします。
はじめに
Dataikuのオンプレ版でのバージョンアップが対象です。
バージョンはDataiku13.2.3から、Dataiku13.3.2への更新です。
また、Dataiku Cloud Stacks for AWSを使って構築した環境上での手順となります。
Dataiku Cloudの場合や、直接EC2上へのインストールを行っている場合とは異なりますので注意ください。
バージョンアップの必要性
弊社では実際の業務で活用している環境とは別に検証用のDataiku環境を構築しています。
検証用の環境の構築から少し時間がたっており、最新の機能が使えていなかったため今回バージョンアップを実施しました。
リリースノートにもあるように、最新版ではAIによるレシピ生成やDataiku Answersなど試してみたい機能がいくつかありました。
そちらの内容についての検証も社内で進めたかったのも理由の一つです。
どこかまとまった時間があるときに実施しようと気合を入れていたのですが、ドキュメントを見てみるとなんだかとても簡単そうなので早速やってみることにしました。
前提条件
前述した通り、今回の環境はDataiku Cloud Stacks for AWSを使って構築した環境上での話になるので直接EC2などにアクセスしての作業はありません。
Fleet Managerと呼ばれるDataikuインスタンスのデプロイやアップグレード、および設定を管理する画面がありそこでの作業が中心となります。
Fleet Managerについてはこちらのドキュメントを参照ください。
また、すでにDesign Nodeを構築している状態でのバージョンアップ作業となります。
Nodeの構築方法についてはドキュメントを参照してください。
バージョンアップの手順
早速バージョンアップを実施していきましょう。
手順は大きく分けて2つです。
①バックアップ(スナップショット)の取得
②設定の変更後に再プロビジョニング
それぞれの手順を説明していきます。
①バックアップ(スナップショット)の取得
まずはFleet Managerにアクセスして、更新したいNodeを選択しましょう。
今回はDesign Nodeに対して実施しますので以下の赤枠のようにDesign Nodeと記載があるものを選択してください。
(バージョンアップ後にスクショを取得しているため、バージョンが最新になっているのはご愛敬)
Snapshots> + NEW SNAPSHOTを選択。
現時点のスナップショットを取得しておきましょう。
ちなみに、この手順はよくよく考えると必須ではなかったです。
デフォルトで再プロビジョニングをする前にスナップショットとる設定になっているようです。(一番上のスナップショットがおそらくそれのようです)
ただ、何かうまくいかなかった場合のためにも念のためスナップショットを取っておいた方が良いとは思います。
②設定の変更後に再プロビジョニング
続いてアップグレードの設定です。
同様にNodeを指定して、Setting>DSS Versionを指定。今回は一番新しいDataikuのバージョンを指定します。
こんな感じで選択肢が並びます。
選択したら変更を保存して再プロビジョニングを行います。
以下のような表示でプロビジョニングが始まり、問題がなければそのまま完了となります。
以上が、アップグレードの手順となります。
非常に簡単で特に気を付けるポイントもありませんね。
まとめ
本当に簡単にアップグレードができてしまったので正直拍子抜けでした。
それだけDataiku側で簡単にできるよう準備をしてくれていたということですね。
Dataiku自体は現在もサービスが日々進化しているため、結構な頻度で新しいバージョンがリリースされています。
簡単にバージョンアップができることが分かったので、リリースされるたびにアップグレードしても問題ないかなと思いました。
別途新しいバージョンでの機能紹介などは記事にまとめていきたいと思います。
truestarではDataikuの検討、導入支援や環境構築から導入後の運用まで幅広くサポート可能です。
Dataikuに興味がある、導入済みだけどもっとうまく活用したい等々ありましたら、ぜひこちらからご相談ください。
参考にしたリンク
https://knowledge.dataiku.com/latest/admin-deploying/instance-management/how-to-upgrade-instance.html
https://doc.dataiku.com/dss/latest/installation/cloudstacks-aws/dss-upgrade.html