Hawkeye Viewerリリース!
Truestarの野口です!
本日!2020年12月1日!
Truestar初のSaaSサービスである、HawkeyeViewerがローンチされました!
下記リンクに詳しいサービス内容がございますので、是非ご覧ください。
HawkeyeViewerでは
可視化のプラットフォームには、Tableau Server(Embeddedライセンスを使用)
データ更新作業+αには、Alteryxを使用しています。
Alteryxについては、運用の利便性を高めるため「ワークフローをアプリ化」して運用しています。
そこで、この記事ではAlteryxのアプリ化について、HawkeyeViewerをケースに紹介させていただきます!
ワークフローのアプリ化とは?
AlteryxではワークフローをAnalytic Apps化することができます。
Analytic Apps化することで、Alteryxを起動せずにワークフローを実行することが可能です。
また、パラメータで処理内容を変更することも可能です。
アプリ化したフローをダブルクリックして実行すると、画像のような実行画面が立ち上がり、
パラメータの入力と処理の実行ができます。
なぜワークフローをアプリ化するか
ワークフローのアプリ化には、以下のような利便性があります。
・起動が早い
Alteryx Designerを立ち上げる必要がないので、かなり早く作業を進めることができる。
・誰にでも扱いやすい
画像のようなインターフェースが立ち上がるので、非Alteryxユーザーでも扱いやすいです。
インターフェースはカスタマイズ可能なので、プログラムを使用する人のレベルに合わせカスタマイズ可能です。
・プログラムを開くというリスクがない
ワークフローを開く必要がないので、
「間違えてプログラムを触って上書き保存しちゃった…」
というようなリスクがないです。
Hawkeye Viewerでどのように使っているか
■環境構築
Hawkeye Viewerでは、クライアントごとに以下のものを最初に用意・設定しなければいけません。
・Tableau Serverのサイト
・サイトにパブリッシュしたHyperファイル
・パブリッシュしたHyperファイルに接続したTableauのtwbファイル
この準備に地味に時間がかかるので、以下のようなWFを作成・アプリ化し作業を効率化しました。
【処理内容】
・ダミーデータをパブリッシュするワークフローの、パブリッシュ先サイトを変更
・twbファイルのデータ接続先サイトを変更
この2つの処理は、AlteryxのワークフローとTableauワークブックを、
xmlとしてAlteryxで読み込み、xmlを書き換えることで実現しています。
xml編集の詳細は後日、小林のブログをご確認ください!
【アプリ化方法】
上記処理で変更するサイト名を、パラメータで入力可能にしました。
①パラメータ入力の作成
②インターフェースの設定
上記のように設定すると、パラメータ入力でFormulaの値を変更するアプリケーションが作成できます。
このアプリを実行すれば、TableauとAlteryxを触ったことがない人でも、
Tableauのtwbファイルのデータソース接続先変更が、簡単にできます。
■データ更新
チェーン店の出退店検出処理は3プロセスの処理が必要で、3つのワークフローがあります。
それらを全てマクロ化し、さらにそれらをアプリで切り替えて使用できるようにしました。
アプリを実行すると、画像のようにラジオボタンが表示され、実行したい処理を選択することができます。
中身はこんな感じです。
ラジオボタンツールとDetourツールで①~③の、どのツールorマクロにデータを引き渡すか、
コントロールすることができます。
【アプリ化方法】
ラジオボタンツールとDetourツールの設定方法は、画像の通りです。
ラジオボタンツールの”Enter the text or…”の部分に記入したテキストが、
アプリのラジオボタンに表示される選択項目名となります。
画像の設定だと、アプリで”店舗リスト取得”を選んで実行すると、
Detour toolのR側にデータが出力されます。
WFをこのような形にしておくことで、更新作業のオペレーションをかなり簡潔にすることができました。
ちなみにですが、データ連携の都合などで、まだ実現できていませんが、
最終的にはHVのデータ更新は完全自動化を目指しております。
まとめ
アプリ化したWFを実装してみて、「誰にでも扱いやすい」ことが、特に大きな利点だなと感じました。
なぜなら、アプリ化することで実装負荷は多少上がってしまうのですが、
Alteryx技術者以外の方に、処理の実行などを任せることが容易になるので、
結果として、Alteryx技術者の負荷を下げることができるからです。
本当にデータの加工や、ダッシュボードの運用は考慮することが多く大変です…
しかし!Hawkeye Viewerを購入していただければ、そんな考慮は不要です。
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