Alteryx User Group in 東京 Advent Calendar 2018の11日目です。
はじめに
Truestarたまるです。
みなさんなかなか個性を出しつつ面白い記事を書かれていますね。
僕は日々Alteryxを使っていて思ったこと・よく受ける質問をFAQ形式で
「Alteryxユーザあるある解消法」
と題して情報共有をさせて頂きます!
それではスタート。
フローのレコード数、実行直後しか表示できないの…?
⇒設定で実行後も表示させたままにできます。
これで急なレコード数増加でのエラー箇所特定も容易にできます。
(なぜこっちがデフォルトの設定でないのか不思議ですね)
SelectやJoinで古いカラムが残ってWarning出るんですよね…
⇒Option > Forget All Missing Fields から黄色くなったカラムは一括で消せます
本来キャッチすべきWarningを見逃さないようにしたいですね。
Joinツールではなにかしらキーを設定しないといけないの?RecordIDでも置くか…
⇒ちょっとまって、Record PositionでJoinすればキー設定不要です。
レコード数も明らかに同じで「ただ横につなげたい」みたいな場面で使えます。
テーブルの行と列を入れ替えたいけれど…
⇒出来ます!
こちらの記事
をご参考ください。
数学だと行列の肩に「T」を乗せるだけなのでそれに比べたら手間ですが、こちらもAlteryxで可能です。
ExcelをInputしたけどNULL(未入力)を0にしたいな…
⇒いくつかやり方があります。
・Formulaツールで「tonumber」関数を使って置き換える
・Data Cleansingツールを使う
・Imputationツール(欠損値を補完)を使う
NULLをそのままにしておくと思わぬエラーを招いたりもあるので、上流で処理しておきたいです。
Alteryxの関数の書き方を覚えないと。えーとIF文は…
⇒IIF関数が便利です。
ExcelのIF文と同じ考えなので、そちらで慣れているなら尚更です。
IF ~ THEN ~ ELSE ~ ENDIF 、という書き方もあるのですが、最後のEND”IF”を忘れてエラーになる事もしばしば(私だけ?)あったりで、単純な2値分岐ならこちらの方が書きやすく、かつ読みやすいですね。
前の行を参照した処理を…
⇒はいMulti Row Formulaを使ってください。
“前の行”、”複数の行”という単語が出てきたらこのツールの出番です。
上のイメージでは「もし[store]がNULLだったら、ひとつ上の行の[store]と同じ値にする」という処理を上から順にかけていきます。
(ちなみにMulti Field Formulaツールというのもありまして、こちらは「複数のカラムに同じ処理」をかけたい時に使えます。Rowと少し考えが違うので注意です)
今まで覚えた事を思う存分試してみたい!
⇒Open Exampleからサンプルデータと戯れましょう。
新規フローが開かれます。
Alteryxがデフォルトで保持しているデータを使うので、手持ちのデータへの影響は一切ありません。
初めて使うツールのリファレンス代わりにも使えますね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。Alteryxの世界に足を踏み入れた事のある方なら「あるある!」と共感頂けたかと思います。
これから始める初心者の方にも参考になれば幸いです。
それでは僕の記事は以上です。
明日も弊社から姫野が「Renderツール」について語ってくれます。
乞うご期待!!