こんにちは、林です。
先日のTableau Data Day OutでいかにTableauを社内に広めていったかを主題としたセッションを複数聞いてきました。
別に弊社メンバーが聞いてきたものも合わせて、紹介された施策を一覧化してみようかと思います。
Tableau Japanが導入のためのBlueprintを公表されるとのことなのでまとまったものはそちらで見ていただくとして、
・どこでも様々な取り組みをおこなってTableauを広めていったこと
・その中での共通項
といったあたりを参考にしていただければ・・・と思います!
Tableauの導入にあたっての施策()内はセッションを行っていた企業名(敬称略)
環境
Tableauを使用する環境整備や使用する誘因、切っ掛け作り
・Tableauを課外活動ではなく業務として認めてもらう(日本製鉄)
・百聞は一見に如かず(セイコーエプソン)
⇒とりあえず使用できる環境を整備する
・会社のグループ会に出向いてTableauをアピール(電通デジタル)
・社内データを可視化して社内報などで披露してTableauをアピール(中部電力)
・使ってくれそうな人に直接使ってもらうようお願いする(日本製鉄)
・自製鉄所以外の自社に広めるために社内での説明会の開催(日本製鉄)
⇒業務の自動化にプラスして分析のレベルアップができることや所内の成功事例の説明
Agile的思考
走りながら考えるということ
・社内アンケートを実施して改善(電通デジタル)
・社内への浸透段階に合わせて施策を実施(日本製鉄)
・走りながら武器をとれ(セイコーエプソン)
・スモールスタートが大事(GDO)
教育
Tableauを使用する上での知識の獲得方法や使用者同士のコミュニケーション
・管理者へTableauのダッシュボードの操作や見方の説明会をする(日本製鉄)
⇒tableauの得意な点苦手な点を伝えることで部下に無茶ぶりをさせないようにするため
・若手層に作り方の説明会をする(日本製鉄)
⇒週一回1時間を12回、1回目で使い方を説明し二回目でテーマ指定をして最後に発表する
・魚与えるのではなく釣り方を教える(セイコーエプソン)
⇒ハンズオンの実施、全社的に講座化して定期的に実施
・トレーニングは9時間、3か月に分割して、その間に各自自習できる環境を用意(楽天)
・自前でプログラムを作成して教育を行っている(中部電力)
・週2回の研修(NTTドコモ)
・Tableauに対する問い合わせが増えた段階で(Tableauを広める側の)ガイドラインを作成(日本製鉄)
・slackに質問対応および情報発信用のチャンネルを開設し、質問対応はここのみで行う(電通デジタル)
・Tableauに対する問い合わせが増えた段階でQ&Aなどをまとめたガイドブックを作成(日本製鉄)
・情報をまとめたポータルサイトを作成(日本製鉄)
・ポータルページにQ&Aを配置(セイコーエプソン)
・毎月tableau doctorを開催(中部電力)
・情報共有会の実施(電通デジタル)
・製鉄所内でのTUGの開催(日本製鉄)
・成果発表会を実施(セイコーエプソン)
・社内コンテストで表彰(楽天)
まとめ(という名のセッションを聞いての感想)
大体まとめると以下の4つがキーとなってくるのかなと思いました。
・Agile的に試行錯誤ができる環境を用意する
・社内へのPRや使用する誘因
・教育
・お互いが切磋琢磨できる環境
この中で一番重要な(話されることが多い)ものはやはり教育で各社様々な工夫がなされているようです。
後、最も感じたことは登壇者の熱意でしょうか。
Tableauを広めるんだという強い意志をもって施策を考え実施してきたということが伝わってくる素晴らしいセッションばかりでした!
Tableau_id執筆者:林 周作(Shuusaku Hayashi)