JTUG 冬の総会 VizつくりまShowの裏側

JTUG 冬の総会 VizつくりまShowの裏側 | Tableau-id Press -タブロイド-
熱すぎるTableau使い達によるテクニックの連続。VizつくりまShow!JTUG冬の総会 - Y

Hello, ぼーです。

お久しぶりです。

つい先日12/10に「Japan Tableau User Group 冬の総会 2021」がありましたね。

弊社Truestarもゴールドスポンサーとして、またセミナー講師としても参加させていただきました。

 

↑そのセミナーの動画。私&くさかでちょっとした運用向けTipsを紹介させていただきました。

そんな中、既にご覧になられた方ならご存じかと思いますがこの私「ぼー」が冬の総会第2部である「VizつくりまShow 本戦」に出場できてしまいました。

奇しくも初戦敗退ということでトロフィーを貰うことは出来ませんでしたが、本選出場にいたるまで実際どんな感じだったか・どんな問題だったのかを私の視点から簡単に紹介をしていこうと思います。各問題の画像をクリックすると実際のTableauPublicへと飛ぶのでみなさんも是非チャレンジしてみてください。

(え、余裕じゃんって人がいたら次回参戦したらチャンプになれるかも?)

予選出場

このVizつくりまShow本戦に出る前に実は予選がありました。

正直なお話をすると予選前日までその存在に気付かず、弊社代表藤の「予選やるらしいよ!誰か面白そうだから出てみなよ!」という社内チャットを見て慌てて参戦した感じになります。

実際に予選に出場した方は私を含め26名。なんだかオンラインゲームの大会みたいな感じでちょっとわいわいしながらやってたので開始直前まではそんな緊迫なムードはありませんでした。

予選のルールですが、順々に出される各問題を1番最初に完成し「タブッた!」って叫んでから審査されOKだったら本選出場になります。

全部で4問=本選出場をかけて4名の枠を争う形になります。

予選1問目


一見シンプルに見えますが、要件1を見てパッと何やっているかすぐ分かるかどうかが鍵でした。

ヒント:セットをうまく使ってみましょう

こちらはWork Out Wednesdayガチ勢でありTableau Magicianことさかぴーさんが5分しないくらいで最初に突破し本選出場決定しました。

予選2問目


こちらは結構意地悪な問題でした。ストレートにやろうとするとなんと折れ線の終点の数値が合わない!とある機能に気付くか気付かないかが勝負の分かれ目でした。
ヒント:日付型ピルを右クリックしてみると・・・?

こちらはTabjoからChiakiさんが8分くらいで突破し決勝に進出しました。

予選3問目


こちらもパッと見簡単そうだけど元データの形を考えると即答はできないトラップがあります。意地悪ですね。意地汚いです。問題作成者の意地悪さが垣間見える問題でした。

ヒント:上にあるやつは罠です。計算式つかってみましょう

この問題で私が約5分超くらいで滑り込み決勝進出を果たしました。「タブッタ!」って叫ぶのがたとえオンライン越しだとしてもちょっと恥ずかしいんですよね。その時マウスカーソルは緊張や焦りでプルプルしてました。

予選4問目


この問題、過去のカンファレンスのTipsや技術記事などを追っているかどうかが鍵でした。

ヒント:剰余(割り算の余り)を駆使してみましょう

こちらは前VizつくりまShow本戦にも出場していたIshikawaさんがなんと2分以内で突破し今回も決勝進出しました。実務でも使われているテクニックのようで「手が覚えてしまっている」とのこと。早い、早すぎる。

本選出場

こうしてさかぴーさん、Chiakiさん、ぼー、Isikawaさんの四名で本選を争うことになります。

ルールは以下(Youtubeから抜粋)

D&Dでインタラクティブに操れるBIツールTableauを使うアクティビティです。

Step1 : お題Viz(絵)を見る

Step2:お題と同じになるようにTableauでVizを作る

Step3:一番早くお題と同じVizを完成させて人が勝利!

「対戦相手達は名だたる強豪」「スポンサーだからとあがるハードル」「妙に感じる会社からの重いプレッシャー」「なんでそのままにした私のちょっと恥ずかしいTwitter名」と様々な頭の中の声と共にホットコーヒーを飲んで心と手を落ち着かせ、いざ開始です。

なおここからのヒントは本編動画で解説されているので割愛させていただきます。

本選第1回戦


なんといきなり私 vs Tabjoからの刺客Chiakiさんでした。

試合中は自分の画面しか見れないのでChiakiさんがどんだけ進んでるかはKTさんの実況からしか伝わりません。あれが微妙にプレッシャーを与えてきて怖い。

作成中、都道府県・地域の階層化で「あれ、これなんでこれでうまくいかないんだっけ?」で焦り始めてから手が小刻みに震えだす。ホットコーヒーさん仕事してない。

もうすぐ完成が見えてきそうだなと思ったところでChiakiさんからの「タブッた!」が・・・。

「ワンチャン間違っていてくれ!」と思いながら作業続行。審査中に完成し構えていましたが結果OKとなり私初戦敗退、Chiakiさんが決勝進出となりました。

ちなみに一応私の物もできてるかその後見てもらいましたが背景地図が都道府県で分かれてないことが発覚。焦りって怖いですね。目の前でいっぱいで見落としてました。コーヒーほんと仕事しt

本選第2回戦


こちらはさかぴーさん vs Ishikawaさん

初戦敗退後、控えZoom室から観戦。こちらは先にスターターとしてサンプルスーパーストアからデータを生成。自動生成された緯度経度をコピペしてデータとして使えることをここで初めて知りました。

1回戦で負けたとはいえ、裏で挑戦者のつもりとして参戦。

「なぜか一点しか緯度経度が出てない・・・!」

結局裏でも負けてました。原因はスターターの時点でディメンション:市区町村を地理型に変えるのを忘れており、愛知県全体1点の緯度経度しか取れてませんでした。ケアレスミスの嵐です。全部コーヒーのせい。

こちらさかぴーさんが途中Tableauが落ちるというトラブルに合いながらも挽回し、結果勝ち抜きました。

このオートセーブが実装されていない昔のバージョンだったら泣いてましたね。こまめなセーブ、大事です。

本選決勝戦


最終対決はさかぴーさん vs Chiakiさん

・・・なんだこれ。

本気出してきた最終形態のラスボス、戦闘力53万さんの変身2回目、初期装備なのに遠慮なく一撃死がくるチュートリアル後の最初の敵

見た瞬間そんな絶望感がよぎり、頭が処理落ちしてました。

もし決勝出てたら情けない呆然とした私の顔がネットタトゥーとして歴史に刻まれていたと思います。

一応裏でリアルタイムで挑戦してましたが2段目作成した辺りでさかぴーさんがラスボス撃破。

Work Out Wednesdayの力はスゴイ。まさに勝つべくして勝ったというべき方が優勝しました。

ちなみに解説を聞いたらよりエグくて、何を言っているのかわからなかったです。

VizつくりまShowを出てみて思ったこと

今までセミナー講師としてこういったイベントに出ることはありましたが、チャレンジャーとして腕試しをしたのが今回が初めてでした。

社内では十分力がついてる自信もあったのですが、所詮社内は社内。外に出てみると上には上がいるんだなと改めて思い知らされました。

こういった自分の力を見直せる良い機会を与えてくれるのがJTUGの良さの一つでもあるかなと思います。

また修行しなおして次回優勝を狙えるようチャレンジしていきたいです。あまり手を付けてなかったWork Out Wednesday、やろう。

皆さんも是非JTUGに参加し、力をつけて次回参戦してみましょう。外の世界は厳しくも楽しいです。

おまけ

今回のイベントで裏に『天神放送局』というネットライブ配信を専門とした方々がいました。

実際のTV撮影みたいに「それでは映像切り替わります。切り替えまで5、4、3・・・」とテキパキと進行サポートをしていたのでそれだけでちょっとワクワクしていました。

普段の自分の仕事からはあまり見ることができない放送局のお仕事、これを体験するために参戦するのもありなのではと思いました。