PODBを使ったTableauユースケース(機能紹介)

PODBを使ったTableauユースケース(機能紹介) | Tableau-id Press -タブロイド-
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はじめまして!北陸大学4年 Egawa Harunaです。

truestarではインターンとしてPODBの更新業務に携わらせていただいてます。 今回はPrepper Open Data Bankに公開されているオープンデータを活用したTableauユースケース作成にて使用した機能を紹介します。

使用したオープンデータ

JAPANESE STREET DATA-基礎データ 【ST_FD15】

JAPANESE LAND PRICE DATA-日本の地価公示価格【J_LP_PP23】

活用したTableauの3つの機能

  1. マップレイヤー
  2. セット
  3. 人口ピラミッドをTableauで表現する方

マップレイヤー

複数の地理的データを一つに重ねる場合、マップレイヤーがおすすめです。 透明なシートのように機能し、レイヤーごとに独立して色や詳細情報など設定できます。 以下の例では、駅のポイントと鉄道区間ポリラインを1枚の地図に重ねています。

  この状態だと地域情報が不足していますが都道府県、市区町村、駅名などの属性をマークカードの「詳細」に追加するとより詳細な地図が完成します。  


セット

セットを使用することで特定の条件を満たすデータを柔軟にグループ化できます。

 

 

 

 

以下の例では、市町村ごとの地価公示価格のランキング(2023年度と2001年度)を比較しています。 


こちらは2023年度の市区町村ごとの公示価格のTOP10です。 2001年度の公示価格と比較する見方として

①「2023年度公示価格TOP10と2001年度公示価格TOP10を比較」

②「中央区、千代田区、渋谷区、港区、新宿区、大阪市北区、大阪市中央区、名古屋市中村区、名古屋市中区、横浜市西区の公示価格を2023年度と2001年度で変動があるかの比較」 が考えられます。

 

①各年ごとのTOP10を変動させられる「市区町村TOP10セット」を作成 

②同じ市区町村の変動を見たいので「市区町村グループ」を作成

セット・グループの違い

  • セット:条件を柔軟に設定してデータを動的に抽出
  • グループ:固定された要素を1つのグループにまとめる

データをどのように見せたいかによって、セットとグループを使い分けてみてください。

人口ピラミッド

市区町村ごとに男女別人口分布を示したいとします。 標準の棒グラフでは左右の比較が難しいです。

 女性人口の値のアドホック計算を開いてSUMの前に「-」をつけるとグラフを反転させることができます。

最後に

Tableauを使った可視化の自由度の高さを知っていただけましたでしょうか? 提供しているPrepper Open Data Bankでは、さまざまなデータを活用して新しいインサイトを発見することが可能です。この機会にぜひ一度お試しください!