Tableauのセカンダリ計算でパレート分析してみた!

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こんにちは!Buchiです!

ここ最近、パートナー用のTableau資格である「Tableau Certificated Consultant」という試験に挑戦すべく
色々とお勉強をしておりました。

この試験勉強を通じてTableauのセカンダリ計算について学んだので、分析手法と絡めてご紹介したいと思います!

パレート分析とは

皆さんパレート図やパレート分析って聞いたことありますでしょうか?

パレート図ってどんなもの?

パレート図とは、データをある項目で分けて棒グラフにして、大きい順に左から並べて、
その累積の構成比を折れ線グラフにしたもの…です。

言葉で表現すると意味がわからないですね!具体例で示します!

ある会社の売上を、商品ごとのパレート図に落としたものが以下です。
商品A、B、Cの3商品だけで全体の売上の8割を占めていることが分かります。

何のために行う?

パレート分析は、イタリアの経済学者 パレートさんという方が発見した法則が元になっています。
80:20の法則とも言い、少数の要素が結果の大部分を生み出すというものです。
例えば、2割の顧客が生み出す売上高が全体の売上高の8割を占める、といったもの。

この法則を元に
課題を切り分けて、重要な要素や影響力の大きい要素を特定するため
に行うのが、パレート分析です。

上記の例では、商品が11種類ありますが、実際に売上に影響するのはそのうちの3種類ということが分かり、
限られたリソースをどこに割けばよいかという意思決定の材料となりそうですね。

そういったマーケティング的な視点のほか、
製造業の品質管理においても、工程ごとに切り分けることで
不良発生件数の多い工程/作業時間の多い工程=改善効果の大きい工程はどこか?といった分析にも使用されます。

Tableauのセカンダリ計算でパレート図をつくろう!

セカンダリ計算とは、表計算の結果をさらに表計算するものです!
例えば、累計した値を更に割合で見る…といった感じ。まさにパレート分析にもってこいです。
使うのは、みんな大好きサンプルスーパーストア!顧客ごとの売上でパレート図を作ってみましょう!

顧客別の売上高を並べる

まずは、列に「顧客名」、行に「売上」をドロップし、大きい順に並べます。
全体で見たいので、「幅を合わせる」にしておきましょう!

売上高の累計を算出

次にパレート曲線の作成に入っていきます。
「売上」をもう一度行にドロップし、右クリック>簡易表計算 >累計 をクリック。

以下のように、累積の売上が出せました。ここまでは普通の表計算ですね。

累計売上高の構成比でパレート曲線を作る

この累積を構成比にすることで、全体に占める割合が分かるようにしていきます!
累積にした「売上」を右クリックし、「表計算の編集」を選択。

出てきた表計算のウィンドウの下に…セカンダリ計算という言葉が出てきましたね!
この「セカンダリ計算の追加」をチェックします。

このチェックを入れると、右がプライマリ計算、左がセカンダリ計算という表示となります。
右側にあるプライマリ計算は、さきほど設定した累積となっているので、特にいじらなくてOKです!
左のセカンダリ計算が、その累積を次にどう計算するか?というものなので、
セカンダリ計算タイプで「合計に対する割合」、次を使用して計算で「表(横)」と選択します。

これで累積の構成比となりました!
あとは構成比のグラフを折れ線にして…

累計としている売上を右クリックして「二重軸」を選択します。

売上高と重ねてパレート曲線がひけましたね!

最後に累計売上構成比80%のラインを引いていきます。
アナリティクスペインから、リファレンスラインを選択して「テーブル」の「合計(売り上げ)△」(構成比になっている方)に
ドロップし

値を、「定数」(デフォルトは「平均」になっている)で、「0.8」と設定します。

完成です!

パッと見た感じ、80:20の法則はサンプルスーパーストアの顧客別売上高には当てはまらなそうですが
全ての顧客が横並びというわけではなく、一部の顧客が大きな売上を生んでいる、というのは分かりますね。

おわりに

今回は、Tableauのセカンダリ計算でパレート図をつくってみました!
パレート図をつくることで必ずインサイトがある、というわけではないですし、構成比以外の要素も考慮する必要があります。
ただ、「重要な要素を特定する」というパレート分析の考え方は課題解決において大きなヒントになると思います。

セカンダリ計算についても、表計算を2回行える便利な機能で
他にも色々な活用方法があると思いますので、ぜひご活用ください!