3月末にTableauユーザー会メンバーが執筆した 『Tableau データ分析 ~入門から実践まで~』 が刊行されました。 ユーザー会のつながりで一部コンテンツの査読にも関わりましたが非常に濃密な内容です。
前半の基本機能の説明ではユーザー視点で引っかかるポイントが丁寧に記載されています。特にところどころに出現するColumnやNoteには公式マニュアルには載らないものの知っておきたいテクニックなどが多数盛り込まれています。 中盤にはデータ分析プロジェクトの進め方等に関する記述がありますが、ここはまさに弊社のプロジェクトの中でも日々感じていることが体系的に整理されており、仮にTableauユーザーでなくても有益なコンテンツです。
社内向けの企画書作成などでも役立つシーンは多いと思います。
後半の応用編は、実践的なデータ分析の手法が丁寧に書かれています。
2014年に当ブログに投稿したRFM分析も当時は一度集計結果を元データから切り離す必要がありましたが、いまではこの本に記載のあるように、LOD関数で実現するようになりました。
最後のユーザー事例では、導入経緯や社内での取り組み方だけでなく、Tableauの足らない点などにも切り込んでいたりと、このあたりはユーザー本ならではですね。
これから本格的にTableauを使いたい、という方には特にオススメの一冊です。
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ページ数なんと700ページ超の超大作ですが、硬さのないソフトカバーなので手元で楽に扱えます。
※タバコを吸わないので500円玉と比較してみました。
P727にはおすすめサイトとして Tableau-id も掲載いただきました。ありがとうございました。
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