dbtの認定試験「dbt Analytics Engineering Certification Exam」に合格しました!
これまで全くdbtに触れたことが無かったものの、最近モダンデータスタックとセットでよく耳にするので、網羅的に理解したいと思いこの試験に挑戦しました。
ここでは、試験の出題範囲や私が実践した学習方法について共有していきたいと思います。
レベル
dbt唯一の開発系の認定になります。(あとは運用管理系が一つのみです。)
公式ページによると、6か月以上のdbt CoreまたはCloudの構築経験とSQLの習熟が推奨されています。
ポイントなのが「CoreまたはCloud」というところで、どちらかしか触っていない人でも答えられるような試験になっています。
試験概要
試験実施方法:オンライン試験(Examity)
受験費用:$200 (今回は34,948円でした)
試験時間:120分
問題数: 65問
合格基準: 65%
提供言語: 英語のみ(試験監督官とのやり取りも英語です)
試験開始までの流れ
予約した試験開始時刻が近づいたら、Examity上で試験監督官と繋げるのですが、私の場合アクセスがうまく確立されず。。。
サポートチャットの方に問い合わせると、Zoomのリンクをもらえたのでそこから繋ぎました。
その後、監督官の方と通話しながら受験環境について確認していきます。
(身分証の確認や周囲に人がいないことをカメラで360度確認したりといったこと)
デスクトップ画面も共有して試験スタートになります。
問題形式の注意点
ほとんどが選択肢問題か並び替えの問題になりますが、その中に「YesかNo」を連続して選択していく問題がいくつかあります。
これは一度答えてしまうと、後で答えなおせないので注意です!
Yes/Noボタンを押す前にしっかりと考えましょう。
出題範囲
公式の認定試験学習ガイドにある説明(4ページ目)を和訳すると下記8つが出題範囲になります。
・dbtモデルの開発
・データモデリングのデバッグ
・データパイプラインのモニタリング
・dbtテストの実装
・dbtジョブのデプロイ
・dbtドキュメンテーションの作成・運用
・バージョン管理
・dbt利用に向けたDWH環境構築
学習方法
これも公式の試験学習ガイドの「Learning Path」(8ページ目)に乗っているのですが、試験で必要なトピックとそれについて学べる場所(公式ドキュメントやdbtが公開しているコース等)との対応がまとまっています。
私はそれに従って、記載のあるコース(無料)をすべて受講しました。初めてdbtに触れる方は学習ガイドPDF「Learning Path」内の「Courses」にあるコースを、その順番で受講することをおすすめします。
※各コースのハンズオンを通して一つのdbtプロジェクトに徐々に手を加えていくため
上記対応でほぼ試験範囲を網羅できましたが、ymlファイルの一部設定項目はカバーできていなかったので、公式ドキュメントで設定項目の全貌を眺めておくのもおすすめです。
ちなみに、コース受講中に使用するDWHはどれでも問題ないのですが、動画内で使用されているDWHは全てSnowflakeでした。環境を全部揃えたい場合には参考にしてください。
おわりに
dbtはデータ基盤のオーケストレーションを支える仕組みが非常に整っており、ぜひとも実際のプロジェクトで使ってみたいと思わされました。
初めて触る方も、この試験を目標に学んでみてはいかがでしょうか!