ExcelユーザーがExploratoryやってみた(前編)

ExcelユーザーがExploratoryやってみた(前編) | Tableau-id Press -タブロイド-
img_60656eb0d3511

こんにちは。truestarの渕内です。

かつては弊社でもExcelを使った集計・分析は当たり前のようにやっていました。

私もExcelとは長い付き合い、つい慣れているExcelで作業してしまうのですが、TableauやAlteryx、Exploratoryが導入されExcel族はどんどん肩身の狭い思いをするように・・・

最近ようやく重い腰を上げてExploratoryにチャレンジしてみました!

 

データのインポート

まずはExploratoryにデータをインポートします。今回はTableauでおなじみ、サンプル・スーパーストアのデータを使います。

「データフレーム」右横の「+」をクリックして「ファイルデータ」を選択すると、ファイル・データソース画面が開きます。

スーパーストアはExcelファイルなのでエクセルファイルを選択。

ファイル一覧画面からインポートしたいファイルを開くとデータプレビュー画面が開きます。

ちゃんと1行目がデータ名と認識、オーダー日や出荷日のデータもちゃんと日付として認識されています。他もざっと確認してみましたが特に問題はなさそうです。

保存をクリックしてデータフレーム名を入力するとインポート完了です。

 

サマリ・ビュー

インポートが完了すると自動的にサマリ・ビューが開きます。インポートしたデータがもう可視化されてる・・・!

Excelだと一つ一つ集計する必要がありますが、Exploratoryだと簡単にデータの概要を把握できるようになっています。

出荷モードは4種類あって通常配送が多い、とか、顧客は大阪が一番多いのね、とか一目でわかります。

ここまで5分もかかっていません。なにこれ超便利!

 

計算してみる

ではExcelのような関数を使った計算ってExploratoryでどうやるの?

ということで、売上と数量のデータから売上単価を算出してみます。

テーブル・ビューを開いて「売上」列の下矢印をクリック、「計算を作成(Mutate)」を選択します。

計算作成のダイアログが開きます。

計算エディタにはすでに「売上」の列名が入力されていますね。列名は文字がオレンジ色で表示されます。

さらに半角スペースを入れると演算子の候補が表示されます。売上単価=売上÷数量なのでスラッシュ(/)を選択。

演算子を選択すると、親切に次の候補を表示してくれます!ここでは「数量」を選択し、計算エディタの入力は完了です。

最後に列名を設定します。

新しく売上単価の列を作りたいので「新しく列を作成」を選択、列名は「売上単価」と入力し、実行をクリックします。

売上単価の列が作成できました!

サマリ・ビューにも反映されています。売上単価は154円~6,307円の間が多く、平均は6,068円とすぐわかります。

Excelだとセルを指定して関数入力しますが、関数入力セルと参照セルが離れていると結構大変、何より間違いやすいですよね。

Exploratoryだと項目名で計算式を入力でき、しかも親切に候補まで表示してくれます。

 

チャートの作成

先ほど追加した売上単価、「売上単価は154円~6,307円の間が多く」って幅広すぎない?と思いませんでした?

私は思いました。これって簡単にレンジ変えられないの?

そこはさすがのExploratory、超簡単にできたのでご紹介します。

サマリ・ビューで、売上単価のグラフにカーソルを合わせると出てくるグラフマーク(下図赤枠)を選択します。

チャート・ビューに切り替わり、売上単価の分布グラフが作成できました。

X軸設定欄の下にある「等幅(10)」を選択すると、カテゴリー作成画面が開きます。

カテゴリーのタイプは等幅のまま、カテゴリーの数を10から30に変更してみます。

先ほどより細かいレンジでグラフが作成できました。これを見ると2,205円以下が最も多くなっていますね。

こうなると5,000円以下ぐらいに絞って分布を見たくなってくる・・というのも簡単にできます!

グラフ上部にある「+フィルタ」を選択するとフィルタ設定画面が開きます。

列に「売上単価」、演算子を「以下」、値を「5000」と設定し、実行をクリックします。

売上単価5,000円以下の分布グラフが作成できました。

先ほどカテゴリー数を30に設定したままでレンジが細かくなっているので、もう少しカテゴリー数を減らした方が良さそうです。

カテゴリー数を15にしてみました。だいぶ分かりやすくなりましたね。

これを見ると売上単価は477円~800円、800円~1,123円の間が多くなっているようです。単価安めですね・・

このように簡単に分析ができるようになっています。

 

データインポートから売上単価のチャート作成まで30分もかかっていません。

まだ少ししか触っていませんが、これだけでもかなり便利です。

長くなってしまったので今回はここまで。次回はクロス集計をやってみたいと思っています!

 

【毎週Exploratoryを紹介していきます】

truestarではこれからも毎週 #Exploratory の様々なトピックについて紹介していきます。お楽しみに!
※分析にまつわるお困りごとも、いつでもご相談お待ちしています。