DataikuでGeocoderを使い、住所から座標を出力するまでの流れを実践してみます。
今回は以下の様なデータを使用し、渋谷区の座標を算出してみます。
レベル | 地理情報 |
都 | 東京都 |
都区 | 東京都渋谷区 |
都区町 | 東京都渋谷区渋谷 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2丁目24番地12号 |
Geocoderはどんなツール?
DataikuのGeocoderは、Dataikuで利用できるジオコーディングツールです。ジオコーディングは、住所などのテキストベースの情報を地理的な座標(緯度と経度)に変換するプロセスです。Geocoderを使用することで、Dataikuプラットフォーム内でデータセットに含まれる住所データを地理的な位置情報に変換することができます。これにより、地理的な分析や可視化、地図上でのデータのプロットなど、さまざまな地理的な操作を行うことができます。
住所から座標を算出
ACTIONS –> Geocoder –> Forward geocoding の順番で進む。
Adress columnに住所のカラムを入れ、Geocoding providerはArcgisを選択。その後左下のRUNをクリック。
すると、住所をもとに緯度・経度の情報が算出されます!
座標から住所を算出
続いては、座標から住所を算出する方法です。今回は上記のステップで作成した緯度・経度の情報を使用します。
今回は下の、Reverse geocodingを選択します。
LatitudeとLongitudeにそれぞれ、緯度・経度のカラムを入力。Geocoding providerは先ほどと同様に、Arcgisを選択。抽出したい情報を選択して、RUNをクリック。デフォルトですべて選択されている状態ですので、これで一度算出し、のちにいらない列を削除する方法をおすすめします。
結果が出ました。座標から住所を出力することが出来ています。この場合、Cityは空欄になっていますので、削除して完了です。算出した座標を可視化する方法は、次の記事で説明いたします。
まとめ
住所から座標 Forward geocoding
座標から住所 Reverse geocoding
ということですね。今回算出した座標を可視化する方法も簡単です。別に記事にて説明させていただきます。