棒グラフの基本:並び順に意味を持たせる

こんにちは。藤です。

 

データビジュアライゼーションシリーズです。

 

『棒グラフの基本』第4弾です。

 

Before

最近はこのようなグラフも良く見かけるようになりました。

 

Excelの場合、グラフ化の前に数表を手作業で作ることが多く、数表作成時点で項目の並び順を意識していればこのようなグラフにはなりません。

 

一方、BIツールなどを用いてデータベース等から直接チャートを作ると、初期設定のままでは項目(ここではエリア)の順番がアルファベット順になってしまうことがあります。

日本語の場合、アルファベットと日本語の平仮名、カタカナ、漢字が混在するため、機械的な50音順では実際の読み方に適した並び順になることはほぼありません。

並び順を意識的に制御しないと、直感的に理解することが難しく、非常に読み取りづらいチャートになります。

 

 

After

例えばこのように棒グラフを降順に並べれば、ランキング表としての役割も果たし、作り手の意図を効果的に伝えることができるようになります。

 

 

今回のような「エリア」や「都道府県」などの地理的位置関係を持った項目の場合は下のような代替案が可能です。

 

代替案

エリアが北から南へと並ぶように制御しています。

 

日本人であれば、この並び順はとても自然で受け入れやすいものだと思いますが、結果として日本の中央部でのボリュームが大きいことがパッと見て理解できます。

 

代替案の場合、ランキングの意味は持たなくなる一方、地理的位置関係は不変のため、毎回のレポートで項目の相対位置が変化することはありません。

定例レポートでの視覚化では、ランキング表のように毎回順位が異なるよりも、同じ並び順で見る方が項目名を毎回確認せずに直感的に理解しやすく、素早く状況を把握できる可能性があります。

ランキングがより重要なのか、定点的に全体を俯瞰して把握したいのか、その活用シーンによって使い分けましょう。

 

それではまた。

 

※この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。