棒グラフの基本:比較本数は増やし過ぎない

こんにちは。藤です。

 

データビジュアライゼーションシリーズです。

 

『棒グラフの基本』第3弾です。

 

Before

この棒グラフでは、年ごとに6本の棒が並んでいます。

作り手の意図としては、特定の年の中で事業間の比較をしつつ、各年のトレンドも見せたい、のかもしれません。

 

残念ながら、作り手が一番伝えたいことがなんであるのかが伝わりにくいチャートになっています。

棒グラフの項目数が5本を超えてくると、目が棒の長さと項目名を行ったり来たりして、都度確認が必要になってしまうためです。

 

After

こちらはどうでしょう?

 

まず事業ごとに区切った上で年ごとの推移を見る形にすると印象は大きく変わります。

各事業の中での棒の本数は4本となり、また時系列に並んでいるため事業間の規模感の違いも容易に読み取ることが可能になっています。

 

切り口を変更し、棒の比較対象の本数を減らすことがポイントです。

 

他の案も見てみましょう。

 

代替案①

各事業の規模感をもう少しハッキリ見せたい場合は、各事業の平均線を参照用に置くとその比較が容易になります。

また、読み手に対し、『規模感を伝えたい』という作り手の明確な意思表示にもなります。

 

 

代替案②

よりトレンドを意識させたい場合や各年における各事業の位置関係(順位)を見せたい場合には、このような折れ線グラフが適しています。

 

読み手に対して何を最も伝えたいのか、常に意識してチャートを選びましょう。

 

それではまた。

 

※この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。