本日はAlteryxでCross Tab（クロスタブ）ツールを使う際のちょっとした小ネタをご紹介します！
サンプルデータ
次のデータを、Cross Tabツールでピボットし、商品名を列に持たせてみたいと思います（横持ちにする）。
できました！しかし、ヘッダーにした商品名の記号がアンダーバーに変換されてしまいました・・・。
「クッキー&クリーム」が「クッキー_クリーム」になってしまいました・・・。
他の記号もアンダーバーになっています。
これはCross Tabツールの仕様なので仕方がないです。
ただ、記号は記号のままにしたい、「クッキー&クリーム」にしたいよ！という場合の対処法をご紹介します。
対処方法
まず、Cross Tab前に、Record IDツールを入れて連番を振ります。
Cross Tabします。
この時に、列ヘッダーは「商品名」ではなく、「RecordID」を指定します。
Dynamic Rename（動的リネーム）ツールをつなぎ、
LeftにCross Tab後のデータ、RightにCross Tab前のデータをInputします。
Dynamic Renameの設定で、
Rename Mode（名前の変更モード）に「Take Field Names from Right Input Rows（右入力の行からフィールド名を取得）」
New Field Name from Column（列の新しいフィールド名）に「商品名」
を指定します。
他はデフォルト設定のままでＯＫです。
列名をRight Inputの商品名列から取得する、ということですね。
結果
できました～！記号が保持されていますし、数値も合っていますね。
他にもいろんな記号でも試してみましたが、正しく動作しているようです。
・データ
・処理結果
【おわりに】
個人的にはフィールド名に記号が入るのはあまり好みではないのですが、入れざるを得ないシーンもあるかと思います。
本件、全く別の対処方法もあり、業務ではそちらで対応したのですが、今回紹介したやり方の方がスムーズにできるかなと思います（これでやればよかった・・・）。
もう一つのやり方も機会があればまた紹介したいと思います！
