hello、ぼーです。
クリスマスがどんどん近づいてきましたね!
Alteryx User Group in 東京 Advent Calendar 2018も後半戦に入りました。
先日18日目のエントリーはクラスメソッド様のyamaさんによる未来のデータサイエンティストを育てる”Alteryx for Good”プログラムについてでした。
本日ですが、ゲレンデ情報をAlteryxを使って調べてみた (Spatial Tools編)に引き続き、今度はInsight toolを使って簡易的に情報を可視化してみようと思います。
1.Insight toolとは?
普段は可視化やダッシュボード作成に関してはTableauを使用しているので「可視化といえばTableau!」のイメージだったのですが、
Alteryxもバージョン2018.3からワークフロー上に簡易的なダッシュボードを作成できるInsght toolが実装されました。
詳しい機能についてはクラスメソッド様の以下の記事を参照してみてください。
・ Alteryx2018.3新機能:InsightツールでダッシュボードをGalleryに公開できるようになりました
・ Alteryx2018.3新機能:Insightツールのダッシュボードの作成に使用できる機能のご紹介
・ Alteryx2018.3新機能:Interactive ChartツールとInsightツールで作成できるチャートのご紹介
ということで、Insight toolとはどんな物なのかを作りながら把握していきます!
2.データセットと課題設定
「やっぱり温泉がいっぱいあるゲレンデにも行きたい!」
「コースが多いところや積雪量の多いところも行きたい!」
そう心の声が叫んでいたので、前回作成したデータを本日時点分に更新し、あったらいいなと思う情報をさらに加えてみました。
特に半径40kmの温泉数はウィンタースポーツの別の醍醐味として重要なデータですね!
上記のデータを元に、
「今雪がある程度積もっていて、オープン済みで、なおかつ周辺の温泉も充実してそうなゲレンデ」
を探ってみます。
3.チャート作成
最初にInsght toolをキャンバス上に置いて繋げると以下の設定が出ます。
設置後にRunすることで設定画面へのボタンがアクティブとなります。
上記画像の青いボタンにいくと以下のDesignモードの画面がポップアップします。
とりあえずチャートを作成していきましょう!
チャートの設定へ行けるのでここで設定していきます。
Tableauと違ってレイヤーを重ねていくことで違う項目やグラフを作っていきます。プログラミングをやっている方だとイメージがつきやすいと思います。
ドリルダウン階層を作成することで、クリックすると指定した値から更に細かい粒度でデータを確認することが可能になります。
とりあえず都道府県で積雪量を把握してからゲレンデを見つけたいので以下の設定で。
チャートの設定によっては変な方向に棒グラフが伸びてしまうことがあるのでスタイルセクション内レイヤーにて
棒グラフの向きをVetical(垂直方向)になっているか確認。
そのままだと43都道府県全て表示されて見にくいのでTop10くらいまで表示するように軸を調整
以上の設定で1チャート完成しました。
今香川県・静岡県で結構雪が降っているようですね!
3.ダッシュボード作成&フィルター設定
ここから以下のパネルでダッシュボード上に置いたチャート全てにかかるフィルターを設定していきます。
フィルターのタイプには
・ドロップダウン(単一選択)
・複数選択
・レンジ選択
の3種類あります。
Tableauのように特定のチャートにフィルターを掛けることはできないためご注意ください。
4.プレビュー&インサイト探し
一通り設定がおわったのでダッシュボード画面を実際に使ってみましょう!
上のDesign/Preview切り替えからプレビューモードに行くことで使用可能です。
左上が先ほどの都道府県別平均積雪量、右上がゲレンデ別コース数ランキング
下のグラフが周辺40km内の温泉及びゲレンデ数を温泉数順にソートしたものです。
積雪量では香川県ですが・・・都内からは遠いですね。
フィルターで絞らずざっくり見た情報ですと菅平高原スノーリゾートのコース数がぶっちぎりで多いんですね。
温泉の方もですが、周辺にゲレンデが無いにもかかわらず温泉数が多いゲレンデは都内近郊の屋内ゲレンデでしょうか?
とりあえず比較的行きやすい積雪量第4位の新潟県でオープン中のゲレンデに絞ってみましょう。
積雪量1位はロッテアライリゾート!
コース数も第3位に入り周辺の温泉の数も上位のほうですね!
コース数第1位の舞子スノーリゾートも魅力的ですが温泉数は他と比べると相対的に多くない様子。
雪も考慮すると最終的にロッテアライリゾートかかぐらスキー場ですね!
ちなみにロッテアライリゾートは昨年オープンしたばかりのゲレンデだそうです!
5.まとめ
Tableauと比べると可視化専門のツールではないのでこのツールだけで出来ることは限られますが、
簡易的な集計なども出来るためレポート自動化や分析の足掛かりとして使用してみるのも良いかと思います。
新機能としてまだ出たばかりなのでこれからブラッシュアップが期待できそうですね。
引き続きAlteryx User Group in 東京 Advent Calendar 2018も続いてまいりますのでよろしくおねがいします。
というわけで、近いうちにロッテアライリゾート行ってきます!
Vo