
はじめに:人事の長谷川です
こんにちは。truestarで人事を担当している長谷川です。
中途採用を中心に見ています。
候補者の方からよく「truestarってどんな雰囲気の会社なんですか?」とお尋ねいただくのですが、
正直に言うと、まだ端的な言葉で表現できるほどの“文化ができあがっている会社”ではありません。
(あの手この手で候補者の方に伝わるように、伝えています。確たるものはまだないけど、あるにはあるという状態)
でも、少しずつまずは自分たちが「どういう会社でありたいか」を社員同士の言葉で話し始めていて、
今回の全社総会「YH(Yearly Highlight)」は、その最初のTRYになったと思っています。
はじめての形でやってみた「YH」
10月に、全社員が集まる全社総会「YH(Yearly Highlight)」を開催しました。
これまでのtruestarでは、全員で方針や数字を共有するような場はありましたが、
社員は聞く、経営陣が話す、という一方向の形式が多く、
“ストーリー”や“登場人物”を立てて、少しインタラクティブに伝える場はありませんでした。
正直、どこから手をつけるべきか分からなかったのですが、
「まずはやってみよう」=TRYの精神で、企画から当日の運営まですべて私が進行。
いわば、“文化づくりの最初のテスト版”でした。
(会場は雰囲気作りから!と代表に交渉し、社外の豪華な場所を借りて開催しました)
目的は「伝える」より、「理解をそろえる」
今回のYHのテーマは、
「成果や行動を通じて、“truestarらしさ”を思い出す場」。
とはいえ、かっこいいスローガンを掲げたかったわけではありません。
それぞれが自分の仕事に集中していると、
「会社としてどんな方向に進んでいるのか」や
「その中で自分がどう関わっているのか」は、意外と見えづらいものです。
だから今回は、“考える”よりもまず、“聞く”時間にしました。
全員が同じ話を聞いて、同じ情報を持つこと。
そこから次の一歩が始まると思ったからです。
ディレクターのあとに、リーダーが“自分の半年”を話す
今までの会では、ディレクターが話して終わり、という一方通行が多かったのですが、
今回、ここを最も工夫しました。
ディレクターたちには、数字をただ並べるのではなく、
**「数字 → その根拠 → だから次はこう動く」**という流れで発表してもらいました。
そのあとに続いたのが、リーダーメンバーによる“自分の半年の宣言”。
「じゃあ現場で頑張るリーダーは?」という問いに対して、
一人ずつが、自分がこの半年でTRYすることを話しました。
個人的には、組織の大きな目標をディレクターが語り、
それをクライアントワークとの間に入って支えているリーダーをクローズアップしたかったというのもあり、
登場してもらうことにしました。
「自分の行動を言葉にする」というのはシンプルだけど、結構むずかしい。
それでも、リーダー全員がちゃんと声に出して話したことで、
“自分の仕事と会社の方向が少しつながる感覚”が、ほんの少しだけ見えた気がしました。
(超個人的ですが)
やってみて思ったこと
当日までの準備は、基本的にはひとりで進めました。
当日の運営はもちろん、他のスタッフにも手伝ってもらいました。
正直、当日まで「本当に意味あるのかな」と思う瞬間もありました。
(だからやる前はとても緊張していました)
終わってみても、まだ「これが何を生んだのか」ははっきりしていません。
社員のみんなが何かを感じ取ったかどうかも、すぐには分からないと思います。
でも、それでいいのかなと。
まずは“聞く場”をつくれたこと。
それが、今のtruestarにとっての第一歩なんだと思っています。
たぶん、次にもう一度やったとき、少しずつ変化が見えてくるはず。
(と思えるような動きを、他にも少しずつ取り続けたい)
truestarは、まだ成長途中の会社です
truestarには、まだ「こういう文化です」と共通認識で言語化して言い切れるものはありません。
でも、“ない”からこそ、“つくる余地がある”。
今回のYHは、その最初のTRYだと思っています。
きっと来年は、もしかしたら誰か別の人が新しい形をつくるかもしれません。
そうやって少しずつ、会社としての共通認識や“らしさ”が形になっていくといいなと思っています。
おまけ:採用の話を少しだけ
もしこの記事を読んでくださっている方が、
「(雰囲気や文化的に)truestarってどんな会社なの?」と思っているなら、
今のところの答えは、ざっくり“成長途中の会社”です。という回答となるかなと。
でもその分、TRYできることがたくさんあります。
制度も文化も、めちゃくちゃきれいには整っていないけど、
よりよく変えていける環境があり、そして誰にでもその裁量があります。
そういう「つくる側」に回りたい人には、きっと合うと思います。
👉採用情報 | 株式会社truestarも、ぜひ覗いてみてください。
(文・企画:長谷川 撮影:truestarメンバー)