Python勉強中のs.satoです。Python 3 エンジニア認定基礎試験を受験し合格しました!
これから受験される方の役に立てばと思い、学習方法など情報共有したいと思います!
Python 3 エンジニア認定基礎試験の試験概要
・Python 3 エンジニア認定基礎試験とは
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催する、プログラミング言語Pythonの専門知識を評価する試験のうちの1つです。
・試験要綱
受験形式 | CBT(Computer Based Testing)方式、選択式 |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 40問 |
合格ライン | 7割正解(1000点満点) |
受験料 | 一般:11,000円(税込) / 学割: 5,500円(税込) |
出題範囲 | オライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル」より出題 具体的な出題範囲と出題率は試験要綱を参照 |
※2023年2月時点の情報です。必ず受験前に最新の試験要綱を確認してください。
Pythonの言語のコンセプト、データ型、クラス、例外処理、文法など、広く浅く基本的な内容が出題されます。
難しいものは出ないので、経験が浅めの方でも合格可能だと思います。
受験したきっかけ
昨年末、Pythonが全くの初心者状態でPythonの実装をした時に、とりあえず動くものは作れたけれど、
Pythonの言語の特性を活かしたコーディングはできていなかったな・・・と思い、Pythonを一から勉強してみたくなったからです。
資格が欲しかったというより、学習の1ステップとして受験をしました。
学習時間
おそらく3週間くらいだったかと思います。
最初の模擬試験でギリギリですがいきなり合格ラインが取れたので、油断して勉強不足で挑んでしまいましたが合格できました。
学習教材
認定テキストと認定模擬問題2点で学習しました。
・認定テキスト:Pythonチュートリアル 第4版
・認定テキスト:Pythonチュートリアル 第4版
出版社:オライリージャパン
定価:1,980円(税込)
ページ数:264ページ
オライリージャパンのPythonチュートリアルが主教材として指定されています。2023年2月時点で第4版です。
オライリーの技術書は読みにくい印象があったのですが、これは大丈夫でした。
理解を深めるために、ただ本を読むだけでなく、コードを書いて動かしながら読み進めるのがおススメです。
認定テキストに指定されていますが、資格対策本というわけではないので、練習問題・模擬問題はついていません。
Pythonチュートリアル自体はWEB版(書籍のWEB版ではありません)があり、
そちらを利用されている方もいらっしゃるようです。私は本の方が読みやすかったので購入しました。
初心者の方は書籍の方が良いのではないかなと思います。
・認定模擬問題①:DIVE INTO EXAM
・認定模擬問題①:DIVE INTO EXAM
試験を主催する、Pythonエンジニア育成推進協会認定のオンライン模擬試験です。
利用には会員登録が必要です。
無料会員と有料会員の受験対策プラン(980円/月)があります。
私は無料会員で利用しました。
UIが使いやすく、学習しやすかったです。
問題数、制限時間も本試験と同様なので、本試験と同じ感覚で受験することができます。
3回分の模擬試験が受験可能です。
有料会員だと動画教材が利用できたり、全ての問題の解説が閲覧可能になったり等、試験対策に役立つコンテンツが利用できます。
無料会員だと問題の解説がほぼないので、間違えた問題は誤答の理由を自分で調べないといけないです(それはそれで勉強になったのですが・・・)。
有料プランに全問解説がついているのはいいなあと思いました。
値段が安く無料お試し期間もあるので、興味のある方は受験対策プランを利用されるのも良いかもしれません。
・認定模擬問題②:PRIME STUDY
・認定模擬問題②:PRIME STUDY
DIVE INTO EXAMと同じく、Pythonエンジニア育成推進協会認定のオンライン模擬試験です。
PRIME STUDYは会員登録は不要です。
受験前にメールアドレスを入力して試験開始、終了後にメールでレポートが送られてきます。
3回分の模擬試験が受験可能です。無料で利用ができます。
こちらも問題数、制限時間が本試験と同じなので、時間配分等気をつけながら問題を解く練習になると思います。
DIVE INTO EXAMよりも先にPRIME STUDYに挑んだのですが、こちらの方が難しかったです。
一回目に解いた時は700点ギリギリでした。
(難易度的にはPRIME STUDY→DIVE INTO EXAMの順で解くのが良いのでしょうか。)
・学習方法
実際は毎日きっちり勉強していたわけではないのですが・・・、ざっくりこんな感じでやっておりました。
・1~2週間目
Pythonチュートリアルを読みながら、必要に応じてコードを書いて動かしてみる。
・2~3週間目
模擬問題を解く。
間違えた問題はコードを書いてみて動きを確認したり、PythonチュートリアルやWEBで調べて正しく理解できるようにする。
・試験前
過去に間違えた問題を一通り目を通す
試験に受かりたいだけなら本と模擬問題だけで勉強するのもありですが、自分はそうではなかったので手を動かす時間もできるだけ取るようにしました。
試験当日
・試験前
試験会場のPCでOdyssey IDでログインが必要です。パスワードを忘れないように気をつけましょう・・・。
会場でパスワードが違って入れない!と慌てないように、試験前に一度ログインできるか確認しておくのがおススメです。
また本人確認のため、写真付き身分証明書1点が必要です。こちらも忘れないように持っていきましょう。
私は運転免許証を持っていきました。
・本試験について
問題の内容については触れませんが、4者択一式です。
選択肢が少なく、複数選択問題はないので解きやすいと思います。迷ったら消去法も可能です。
当然ですが、Pythonチュートリアルの範囲であれば模擬問題にない問題も出題されます。
ただ模擬問題で安定して合格ラインが取れていた方であれば、多少分からない問題があっても十分合格できると思います。
満点を取りたい方は紹介した模擬問題だけだと足りず、Pythonチュートリアルをしっかり読む必要があると思います。
試験時間は60分ですが、終わり次第試験終了して退出できます。
私は問題は見直しも入れて35分ぐらいで解き終えました。
40問を60分で解かないといけないので、時間が足りないのではないかと心配しましたが、見直す時間まで十分ありました。
・試験後
最後に合否とは関係ないアンケートがあります。アンケートの回答が終わるとその場で結果が出ます。
ちなみに自分は875点で合格しました~。
Python特有の文法など、知らなかったことがたくさん学べたので受験して良かったです。
Pythonをこれから始めたい人の目標の一つとしてもおすすめです。
試験合格がゴールではないので、引き続きPythonの学習は続けていきたいと思います!