はじめに
こんにちは、池田です。
今年も残すところあと1か月となりました。
truestarのアドベントカレンダー、今年も開催です。
トップバッターを務めることになり、緊張しながら執筆しています。
先日の記事でお知らせしている通り、今年も様々なテーマで投稿していきますので楽しみにしてくださいね。
さっそくですが、私は会社制度の1つである裁量枠について書いていきます。
truestarの裁量枠について
truestarには裁量枠というものがありまして、
勤務時間の1-2割を自己研鑽やブログの執筆など個人の裁量に任せて自由に使う事ができる制度です。
(この制度はとても有難く、提供してくれている会社には感謝しかありません)
裁量枠での取り組み
その裁量枠で取り組んできたことについてですが、
私自身がデータサイエンスの分野に興味がありまして、
一昨年くらいから裁量枠のなかで統計勉強会(統計分析や機械学習をメインで勉強する会)を主催してきました。
今年は勉強会に参加してくださっている有志と統計分析と機械学習概論の社内向け資料の作成を進めてきました。
統計分析や機械学習となると、Pythonとかで実装するほうがスキルアップには有効では?という方も多いと思います。
全くもって正しい意見だと思いますが、資料作成に取り組んだ理由としては、次のような課題感を感じていたからです。
会社の課題感 × 自己成長
truestarにはTableauやSnowflakeなどに関する非常によい研修メニューや資料があるのですが、
統計分析や機械学習についてはあまりそういったものがないというのが実状でした。
とはいえ、分析系のニーズは非常に多く、社内にもそういった分野に興味を持っている人もいるが、
数学などが絡んできて勉強しようにも取っかかりにくいといった問題もありました。
そこで、将来の新入社員やデータサイエンス分野初学者にとって有用な資料を作ることで、
自身の知識定着だけでなく、裁量枠を提供してくれている会社にとってもプラスになると考えたのが、
今回の取り組みを始めるに至った経緯です。
資料作成にあたって意識したこと
資料化にあたっては、初学者にも理解しやすいように以下の3つを意識しました。
・数式はなるべく使わない
・概念を理解してもらうために、なるべく分かりやすく図解する
・各ページのテーマについて分かりやすく書いてあるリンクを載せる
私自身が学生時代は材料工学専攻で、truestarに入社するまでデータサイエンス分野の実務経験などもなく、
入社後に統計検定の勉強などを進めるにあたって、概念を理解することや分かりやすいサイトを調べるのに苦労しました。
そういった経験から、より良い資料にするために上記の工夫をしました。
成果と振り返り
今年の6月に統計分析編資料の初版を社内で共有し、何名かに使っていただき、感想をいただきましたが、
上述の工夫点のところについてもポジティブな意見をいただけています。
作ったものについてフィードバックをもらえると嬉しいですし、
作成中に全然意識していなかった視点での意見もあったりで、とても勉強になります。
また、統計分析編は80ページほどの比較的ボリューミーな資料となってしまったので、
重要度を★の数で表したりして、ニーズに応じて学習深度を変えれるように改善しました。
今後について、機械学習編の資料はまだ作成中で、何とか年内で社内共有できるようにしたいと思っています。
こちらも統計分析編の資料同様、いろいろ意見をもらってブラッシュアップしていきたいです。
さいごに
普段のクライアントワークではなく、裁量枠のなかで、自身のスキルアップという視点だけでなく、
会社にどう還元するかという視点を持って取り組むことができたのが個人的に良かったことなのかなと思います。
会社のなかで良い循環を作れるように、継続的にこのような取り組みを進めていくことを心掛けたいです。
さいごのさいごに学生さん向けへの告知ですが、来年2月にデータサイエンス系の1dayインターンを開催します。
夏にも開催しましたが、データサイエンスの基礎的な考え方を学ぶのにとても適したメニューになっています。
ぜひ参加していただき、ビジネスでのデータサイエンスに関する考え方などを知っていただくとともに、
truestarの会社文化や研究内容・学生生活についてなどいろいろお話しできると嬉しいです!