チャート選択の基本:構成比もトレンドは折れ線で

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こんにちは。藤です。

『チャート選択の基本』第6弾です。

例1 Before

構成比を表現する場合、100%積上げ棒グラフは頻繁に使われます。

しかし、この図のように時点数が多くなってしまうと、構成要素が2項目のみでも雑然として読み取りづらくなります。

結果的に状況が直感的に伝わりにくく、どちらが大きくてどちらが小さいかという情報もパッと見て理解しづらい状況です。

例1 After

一方、こちらの図ではどうでしょう?

従来は商品Xが勝っていたものの、ここ数年はシェアが拮抗していること、直近は商品Yが上回っていることが即座に読み取れます。

非常にシンプルな折れ線グラフで誤解の余地もなく、読み手に負担をかけません。

もう一つ似たような例を見てみましょう。

例2 Before

積上げ棒グラフでは、構成要素のボリューム感を比較する場合には適していますが、隣り合わない項目の大小比較を精緻に理解することは簡単ではありません。

例えばこの図の場合、「賛成」「中立」「反対」の構成比は、2015年を境に賛成と反対の比率が逆転しています。

しかし、100%積上げ棒グラフを一目見ただけでその状況を把握することは難しいと思います。

例2 After

折れ線グラフだとどのタイミングで逆転が発生したのか一目瞭然ですね。

取り扱う数値情報が構成比であっても、トレンドを伝えたい場合には折れ線グラフが有効です。

それではまた。

※この内容は『データビジュアライゼーションの教科書』に掲載されています。